「罪と罰」をコミックで読んでみた

「罪と罰」をコミックで読んでみた

 

大学入試センター試験初日。

いよいよ始まったな、という感じです。

 

我が家も次男が受験生であり、スパークにも高3生たちがいるので、私も例年以上にセンター試験をリアルに感じています。

いつもより早く目覚めてしまいました(笑)。

 

少し前のブログにも書いたように

やり切った感は要らない

 

どんなに準備しても安心できることなどありません。必ず初見の問題に遭遇しますし、知らない単語にもぶつかります。そこで慌てることなくどう対処できるかが勝負です。頭をフル回転させて、全力でぶつかってきてほしい!

 

 

 

 

 

さて、受験生たちの健闘を祈りつつも、今日は違う話題でいきますね。

 

先日御紹介したコミック本、読み終わりました。

邪道から入るのも良し

 

ドストエフスキーの「罪と罰」

 

そうそう、こういう感じのストーリーだったよね・・・と、懐かしく思いながら、読み進めました。

 

こうした歴史上に燦然と輝く傑作を、果たしてコミックにしてしまっていいのだろうか?という疑問に対する答えを得ようというのもあって、購入してみたのですが

 

「こういうのも十分アリ!」というのが私の結論! 何より、大人でも夢中になって没入出来た、という事実がすべて。

 

 

画力も凄くて迫力ありました。何しろこの絵ですから(笑)。

 

思わず、描いている岩下博美さんという人についても調べてしまったほど。

こうして描いている人についても簡単にスマホで検索出来て、そこでまた世界が広がるのが今の時代の面白いところですね。

 

 

 

 

それはともかく

巻末に、この「講談社 まんが学術文庫」シリーズ創刊の主旨が書かれていたので、これを抜粋してみたいと思います。

ソクラテス、釈迦、孔子など古今東西、あまたの偉人による古典・名著が現代に残されています。しかし多くの人類の知恵を我々は本当に理解しているでしょうか? 何度かトライして挫折した人が多かったのではないでしょうか?

 

哲学や宗教は何千年前から人類に必要なもの、人類の知恵だったはず。難解であるが故に我々の多くにその神髄が伝わっていないのは大変もったいない話です。

(「講談社 まんが学術文庫創刊の辞」より一部抜粋)

 

 

 

まったく同感!

 

漫画なんて邪道だ、と言っていながら、結局読まないで人生終わるぐらいだったら(大半の人がそうなる)、どんな形態であれ、そのエッセンスの一部だけでも享受した方がいい。ドストエフスキーの「罪と罰」は過去に読んでいますが、今回私もあらためてコミック版を読んでみて、新たな気づきや発見もありました。

 

 

 

 

そこで我々は世界一わかりやすい媒体、表現方法に無限の可能性のある媒体、「まんが」でその奥義にせまれないかと考え、翻訳、解説ではなくストーリー「まんが」にしました。このやり方に様々な批評はあるでしょう。しかし、人類の知恵を理解する一助になるなら、その指摘も「まんが」メディアを育ててきたというアイデンティティーを持つ我々にとっては名誉なことと考えます。

(「講談社 まんが学術文庫創刊の辞」より一部抜粋)

 

 

 

批判は当然あるでしょうけど、何でも新しいことをやろうとすれば、批判されるものです。

 

それに、すべての人から支持される必要なんてないわけですから。

 

 

こうした新しい試みによって、今まで届くことのなかった層にまで、歴史的名作がリーチするのであれば、こんなに素晴らしいことはないと私は思います。その気になれば、コミック版で興味をもって、本来の小説に手を伸ばすことも出来るわけですから。

 

むしろ、「コミック版で大まかなストーリーを把握した上で小説を読む」という手法こそ、「スマホで検索時代」にふさわしい読み方とも言えるでしょう。

 

 

 

このシリーズ、現時点で既に全12巻も出ていて(!)、どれも面白そうなので揃えてみたいと思います。

 

この「罪と罰」 さっそくスパーク文庫に加えておきます。

 

ただし、今作は「保護者の方限定」でお貸しすることとします。殺人場面や性的描写が何ヶ所かあるためです。保護者の方がお読みになった上でOKであれば、お子さんに貸すのもよし。そのあたりの判断は各御家庭に委ねます。

 

内容や画のレベルは文句なしの素晴らしさ!です。

このクオリティ高いコミックをぜひ、試してみてほしいと思います。

 

 

※最新のスパーク文庫ラインナップはこちら。

登録数136冊、「罪と罰」が先頭に来ていれば、正常に表示されています。

https://booklog.jp/users/sparkkobetsu