たかが丸付け、されど丸付け

たかが丸付け、されど丸付け

 

昨日、他塾から転塾してくれた小学生の初授業があったんです。

 

もちろん、塾なんてそれぞれ指導方針は違っていますし、どれをとっても一長一短あるわけですが

 

 

 

この子が先月まで通っていた塾と、スパークとの違いが

 

「答えをテキスト書き込むか否か」

 

 

答え合わせ(丸付け)を誰がやるか」

 

でした。

 

 

 

 

 

どうやら、前塾では答えをテキストに直接書き込み方式で、丸付けはすべて先生がやってくれていたようで。

 

 

スパークは、その真逆です。答えはすべてノートに書いてもらいます。間違えた問題だけでも繰り返し解いてほしいので。テキストに書き込んじゃったら、一回きりでお終いですからね。

 

そして、答え合わせも生徒たち自身で行います。先生がやる方が正確で速い・・・というメリットもあるのはわかるのですが

 

国語の作文や記述問題、英作文などのようなものは私が見るとしても、基本は子どもたち自身に丸付けをさせています。

 

いくつか理由はありますが、その一つは「答え合わせも勉強の一環」ということでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

答え合わせを彼ら自身でやらせてみるとわかるのですが、意外と出来ないものなんですよ、正確でスムーズな答え合わせって!

 

一見すると、丸付けなんて誰でも簡単に出来そうでしょう? 

 

現実は全く逆でした。うまく出来ない子たちが多いという現実を知ったのは、スパークを開校して今日までの最大の発見の一つです。

 

 

 

 

まず、答えが解答解説冊子のどこにあるのかを見つけるところからです(笑)。見つけられないんですよ、最初は。

 

ページ番号等を確認するだけのことなんですけど、それすら出来ない子が多いんです。普段、辞書をひく・ひかないという習慣なども、もしかしたら影響しているのかもしれませんね。

 

 

 

 

そして、ようやく答えがどこにあるかを発見しても、子どもたちには「思い込み」というものがあり、それがスムーズな作業を妨げることになります。

 

例えば、同じ(3)という問題でも、いつの間にか、別の大問の(3)に目が移ってしまっていたり。

 

〇✖問題を一個ずれたまま丸付けしていたり。

 

そして、英語のスペルなどの細かいところも、間違えているのに思い込みでマルにしていたりするのです。

 

チラッと見ただけで「どうせ正解している」という思い込みと勢いだけで誤まった丸付けを成立させてしまうのです。

 

 

 

 

「答え合わせ一つ出来ないのか、今の子たちは!?」と初めはビックリしたのを今でも覚えています(笑)。

 

 

 

 

 

でも、よく考えてほしいんですけど

 

上記の内容というのは、すべて「普通に出来るようになっていないと先々困ることばかり」だと思いませんか?

 

「先々」というのは

 

・受験勉強

・日常の家事全般

・ビジネス

 

という意味です。言葉を換えれば「自立」ということです。大袈裟に言えば

 

「丸付け一つ正確に出来ないようじゃ、この先、生活していけないよ」

 

ということになります。

 

 

 

 

 

 

その場の授業時間をスムーズに乗り切るだけでいいのなら、丸付けは子どもにさせずに先生がやっちゃった方が手っ取り早くて、スムーズです。

 

しかし、スムーズというのは「何の引っ掛かりもなく、スルッと流れていく」ということ。未熟な子どもたちが成長していくのに、何の引っ掛かりもなく、スルッと流れていっていいわけがありませんよね?

 

なんかこう、もっとザラザラした、ゴツゴツした「面倒なもの」が必要なんですよ、受験にしろ、教育にしろ。

 

 

 

 

 

彼ら自身に答え合わせをさせれば、後から私も確認しなければいけないので、面倒なことこの上ないのです。時にはそこまでチェックしてる余裕がなくて、子どものいい加減な丸付けを後から発見して「コラッ!」というケースだって正直あります。

 

それでも、面倒な方を選ぶのです。スムーズよりもざらついていて、引っ掛かりのある、ゴツゴツした方を選ぶのです。

 

 

 

これは、どちらが良い・悪いではなく、その塾が何を目指しているかの違いなのだと思います。

 

Twitter 木村弘一@スパーク

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の一曲。

 

日曜の夜に、たまたまつけたテレビで宮本浩次さん出演の番組を観て、自分の中のエレカシ愛が再燃しているところです。

 

エレファントカシマシは、デビューアルバムの一曲目「ファイティングマン」を聴いて衝撃を受けて以来、ずっと聴いてきたバンド。

 

宮本浩次氏のソロ作品も含めて、彼らの音楽は一対一のメッセージがガツンと入ってくる感覚があるのです。コミュニケーションとか音楽とかって、本来そういうものだよなーって思わせてくれる数少ないアーティスト。

 

 

 

 

名曲が星の数ほどあるバンドですが、今日は日本のロック史上に燦然と輝くこちらの一曲を。

 

武道館Liveヴァージョンで!