のんびりした子を前に焦るお母様へ

2020年01月12日 家族 教育
のんびりした子を前に焦るお母様へ

 

「親ばかりが焦ってしまっていて、肝心の本人が全くのんびりしていて・・・こんなんで入試に間に合うのでしょうか?」

 

よく、こういった類の御相談を受けます。特に、お子さんが中2生でいよいよ受験ともなれば、上記のような焦りに加えて、未知のことへの不安もあって悶々としてしまうのもよーくわかります。

 

まず、大前提として知っておいてほしいのは

 

「馬を水辺に連れていくことは出来るが、無理やり水を飲ませることは出来ない」

 

ということ。これ、たしか何かの格言で、大昔のブログにも書いたことがありますけど、それが真理です。お父様・お母様が出来るのは、お子さんを水辺に連れていくことまで。それ以上やろうとすると、おかしなことになります。

 

塾の先生はどうか? 保護者の皆さんよりは、一歩踏み込むことが出来ます。塾の先生っていうのは、何とかして水を飲ませようとする人種です(笑)。課題を与えたり、テスト前の土日にカンヅメをしたり・・・なんていうのも、その一例です。まあ、そんなこんなで、どうにか水を飲ませることは出来ます。

 

しかし、その水を子どもたちが美味しく飲んでいるかは別問題です。長年指導してきて思うのは、やっぱり本人が

 

納得してやっている

自ら進んでやっている

自分でやると決めてやっている

 

というのが一番だし、それに勝るものはないってこと。

 

 

つまり、塾の先生の場合は

 

「馬を水辺に連れて行き、そこでどうにか水を飲ませることはできる」

 

わけです。

 

 

じゃあ、どうしたら水を美味しく飲んでもらえるか? っていうのが塾のテーマになるわけで、この部分でどこの塾もあれやこれやと試行錯誤しながらいろんなことやっているわけです。必殺技は・・・ありません、残念ながら。

 

ただ一つ言えるのは、塾の先生っていうのは、赤の他人だからこそ感情的にならずに声を掛けることが出来る、ということ。ここが親御さんよりもアドヴァンテージがあるわけです。水を少しでも美味しく飲んでもらえるように、いろんな角度から声を掛け続ける、単純なことですけど、確実に出来ることなので私もやっています。

 

 

 

焦る気持ちがあるのは当然ですけど、保護者の皆さんに最低限やっていただきたいのは、「水辺に連れていくこと」だけです。それ以上は、出来るならする、出来なければ何もせず見守るだけでいいと思います。

 

つまり、声を掛けてお子さんを前向きに出来るなら声を掛けてもいいし、そうするとお互い感情が出てうまくいかない、というのなら、無理にやらなくていいのです。

 

 

大事なのは、お父さん・お母さんが悶々と悩んだりしないことです。御自身の人生を前向きに楽しく生きることが、お子さんにも好影響を与えるということをお忘れなく!