昨夜、もう生徒がいなくなった夜9時頃、突然の来訪者があったんです。
2年前のスパーク卒塾生でした。
見た目があまり変わってなかったのですぐわかりました(笑)。
そうか、もう高校3年生か! 大学受験!? 早いな~
どうやら、その大学受験に向かうにあたって、私にアドバイスを求めに来たようです。
もちろん、そうやって頼ってもらえるのはとても嬉しいことだし、助言できることがあればいくらでもするのですが
彼の口から出てきた言葉が・・・
どうやって勉強したらいいのかわからない
出たよ!
このぼんやりとした質問!
残念ながら、こうした漠然とした質問には、何も答えることが出来ません。
何が問題で、どこを変えれば状況が改善されるのか。ぼんやりとした問いからは、それが見えてこないのです。何かアドバイスしてあげたくてもね。
具体的にすること!
話はそこからです。
・・・と言って突っ返すのもかわいそうなので、もちろんいろいろ伝えましたよ。
まず、自分が大学で何を学びたいのか? それを学べる学部のある大学を片っ端からリストアップすること。検索すればいくらでも出てきます。
その中から、自分が一番魅力を感じるターゲットを決めて、そこに合格するために必要なことを調べる。例えば、大学によっては英語で特定の認定試験が必要になります。
もちろん、過去問を入手して、どんなタイプの問題に対応する力が必要なのかを明確にする。これは言うまでもないですね。
そこまでやって
これからどんな勉強をしていけばいいですか?
って尋ねることですよ。
生徒の学力と志望大学のレベルによっては、衛星予備校などの動画授業で一気に詰め込んだ方がいいケースもあります。
強化すべきポイントが明確になっていれば、信頼できる問題集を一冊買って、それを自力で繰り返し解くのでもいいかもしれません。
ぼんやり、漠然としたものを、いかに具体的に出来るか。
具体的にすることで、やるべきことは自然と明確になります。
何もこれは受験だけでなく、ビジネス、家事、体調管理・・・すべてに通じる話じゃないでしょうか?
今日の一曲。
昨日の彼は、とても充実した高校生活を送っているようで何より。高校受験の時には徹底的に鍛え上げた子なので、感慨もひとしおです。
エールを送る意味で、元気の出る一曲を!