まず一つ

まず一つ

 

大人ももちろんそうでしょうけど、子どもたちは今、一日が長く感じ仕方ないでしょうね。

 

いや、初めのうちは「学校が休み! ラッキー!」状態だったでしょうけど

 

だんだん変わってきましたよね、教室で見てても明らかに。

 

 

 

自由時間があればあるほど、何をしたらよいのかわからず、かえってムダに過ごして終わってしまう・・・

 

そして、大したこと出来ずに一日が終わり、ムダに過ごしたことに自己嫌悪・・・

 

そんな悪循環を繰り返すようになり、自分では気付かぬうちに不健康な精神状態になっていきます。まじめな子ほど、そうなりがちです。

 

「やろうと思っていたことがたくさんあったのに、今日はこれしか出来なかった・・・」って感じで。

 

自由を与えられればられるほど不自由になっていくのが人間ですから。

 

 

 

 

今の状況は、まだまだ続くでしょうし(5月7日から学校再開なんて楽観的過ぎる)、長期戦を覚悟した方がいい。

 

そうなると、なおさら気持ちのコントロールが重要になってくるわけです。

 

 

 

 

本来、こうしなきゃいけないという決まりなんてないんです。

 

「一日どんな過ごし方をしようといい」

 

そう思って、自分を責めないことが大切!

 

 

 

子どもたちに伝えたいのは

 

「やることは何か一つでいい」

 

と、いうこと。

 

 

いや、学習塾としては家でもたくさん勉強やらせようとしますよ、それが私の仕事ですから。

 

でもね、そのためにはまず「一つ実行できた!」という小さな成功体験を日々積み重ねていくことが必要なんです。

 

逆説的な物言いになってしまいますけど、大量に行動できるようになりたければ、まず「1つだけ」を確実に実行できる自分になることなんです。

 

「今日はこれが実行できた!」と言えるものを、毎日一個だけでいいから作る。

 

一日に一つだけでも出来れば御の字! そう考えて、完璧主義に陥らないようにすること。一つだけでいい、その繰り返し!

 

 

 

この4月は、そんなことを子どもたちに伝えていければ、と考えています。

 

Twitter 木村弘一@スパーク

 

 

 

 

 

今日の一曲。私自身も完璧主義にならないように気を付けていますが、アーティストの完璧主義は大好きです。

 

私の中で、「究極の完璧主義で妥協なく作品を作り続けたバンド」と言えば、スティーリー・ダンですね。

 

例えば、ギターの音を入れるために、何人もの一流ギタリストをスタジオに招いて(もちろん、ギャラを払って)演奏させて、実際に採用するのは、その中のほんのワンフレーズだけ・・・みたいな伝説が残っています。

 

でも、そのこだわりが彼らのすべてのアルバムを価値あるものにしているのです。

 

 

 

名作「Countdown to Ecstasy」から惚れ惚れする一曲を。

 

埼玉県坂戸市にっさい花みず木4丁目8-1 SONNE BLDⅥ 2階