やってはいけない勉強法

やってはいけない勉強法

 

ある塾の先生から、SNS上で教えていただいたのですが

 

その先生の塾生さんが、学校の先生から出されている英語の課題というのが

 

和訳を5回書く

 

だそうなんです。

 

 

 

百歩譲って、「新しい漢字や英単語を5回ずつ書いてくる」みたいな話なら、まだわからなくもないのですが(それすら、私はおススメ出来ませんが)

 

 

例えば、by the way  とあったら

 

「ところで」「ところで」「ところで」「ところで」「ところで」

 

と、5回書くという課題なんです。

 

 

 

全く意味がない上に、生徒の貴重な「時間」「労力」「意欲」を根こそぎ奪うかのような、これはもはや一種の苦行です。宿題忘れか何かのペナルティでもあり得ない内容なのに、これが通常の課題として出されているのだろうと推測されるのです。

 

 

 

 

 

でも、これと似たようなことをやっている子たちが、スパークにいないとも限りません。

 

今日は、人の振り見て我が振り直せ、ということで・・・。

 

 

 

まず、私がよく注意するのが、上にもちらっと書きましたけど

 

「覚えられない英単語や漢字を何十回もノートに書いている」子たち。

 

 

 

よく見ると、途中から間違ったまま練習しています。本人は全く気付いてない(泣)。

 

 

いいですか? なんでこんなことになってしまうのかというと・・・

 

 

 

それ、勉強じゃなくて

 

ただの「作業」だからです。

 

全く脳が働いていないから、間違ったまま書いていても気付かないし、仮に正しく練習していたとしても、ただ機械的に同じ文字を書き続けているだけの単純作業ですから定着しません、脳が大して働いていないので。

 

 

千歩譲って、一回一回気持ちを込めて、しっかり脳に焼き付けながら書いてくれるのなら多少は違ってきますけど、そんな子はいません(笑)。

 

 

つまり、作業するだけのマシーンと化しているわけです。

 

 

そもそも、こういう単純作業は「とっとと終わらせたい」という気持ちが間違いなく出てきますから、「気持ちを入れてやる」なんて無理な話です。

 

 

私がおススメの代案は次の通り。過去のブログにも書きましたが、もう一度。

 

初めに何回か書いてみるのはいいとしても、その後は

 

「暇さえあれば常に見て、視覚から脳に焼き付ける」という方向へシフトすること。

 

 

だから、昔ながらの「単語カード」をペラペラめくって・・・という原始的なやり方は、意外と有効なんですよ。アナログな手法をバカにしないこと。

 

よく子どもたちに勧めているのが、覚えられないことを紙に書いて、目のつく箇所に貼っておくことです。自然と視界に入るところがいいでしょう。

 

一番のおススメはトイレの中。学生時代、なぜかよく覚えられました、私の場合は(笑)。

 

常に目に触れていることにより、視覚からイメージを脳に植え付ける感じです。

 

これの良いところは、気合いとか根性とかいらないことです。「ノートに何回も書いて練習する」なんて、根性論でしかありませんので。

 

 

 

 

 

さて、他にもただの「作業」と認定できそうな、ダメ勉強法はあります。

 

その代表が、子どもたちが大好きな「ノートまとめ」 これも作業です。勉強ではありません。

 

なぜか女子に多いのですが

 

・教科書をノートにきれいに写す

・要点をノートにカラフルにまとめる

 

これをやっても、テストで問題を解けないことは、皆さんも何となくお分かりいただけることと思います。

 

 

 

テストというのは、得た知識を活用する場なんです。教科書に載っている知識をそのまま覚えるだけではダメで、それを様々な形で応用することが要求されます。昨今の入試は理科も社会も暗記だけでは通用しませんし、自分なりの表現も要求されます。

 

また、複数の教科が絶妙に絡み合って混在している複合問題も珍しくなくなりました。資料から情報を掴み取る力も必要とされています。

 

 

 

じゃあ、どうしたらいいのか? という代案ですが、代案も何も、やることは一つ。

 

「問題を解け!」

 

これだけです。

 

 

 

 

実際の問題にどんどんぶつかっていくこと。解きながら知識を定着させていくイメージです。

 

もちろん、前提となる基礎知識が頭に入っていなければ問題は解けませんが、教科書を覚えるのは「ある程度」でOK! あとはガンガン実戦です。

 

そして、実戦の中で「あっ、まだここがちゃんと覚えきれてなかったな」と気付いて、そこで教科書へ戻っていくのです。そして、また実戦に戻る、この繰り返しです。

 

問題を解くことでしか知識は定着しませんし、本番で通用する力も養われません。よく言われる「勉強の仕方がわからない」というのは言い訳なんです。

 

勉強の仕方なんて、極論すれば

 

「問題を解く」

 

これしかありません。それをやりたくないから「やり方がわからない」という言葉で逃げてしまうのです。そこを認めましょう!

 

 

 

 

 

いろいろ書きましたけど、一言でまとめると

 

「今やってること、ただの作業じゃない? 頭使ってる!?」

 

と、いうことになります。

 

 

 

月並みな言い方ですけど・・・

 

勉強ってやっぱり「頭を使うこと」なんですよ。脳は、使うことで初めて磨かれるんです。

 

知識を覚えるためとか、テストでいい点数取るためとか、志望校に受かるためとかが目先の目的なんでしょうけど、もっと大きな視点で

 

「自分の脳を磨くため」

 

ぐらいの気持ちで目の前の勉強に取り組んでみると、ムダな「作業」なんてしなくなるでしょうし

 

冒頭に書いたような、無意味な課題を出そうという発想をする先生もいなくなるのではないかと思うのです。