スパーク個別指導学院は
本日から入試本番スタートです。
トップバッターは、小6男子。
第一志望の私立中学に、今日・明日と連日挑戦します。
昨日は、授業後に軽く心構えを伝えて、握手して送り出しました。
本番前日の昨日の授業。「ここまで来たら、もうやることも大してないかな・・・」なんて思いがちですが、いやいや、そんなことは全くないですね。あれもやっておきたい、これもやっておきたい・・・と、この期に及んでも、まだいくらでも出てくるものです。
結局、受験勉強なんてものは、「これだけやれば十分」って思えるようには決してならないのだと思います。いくらでも不足していることは出てくるし、きりがありません。いくらやっても不安は残ります。いくらやっても足りない感じがするのです。
そして、それでいいのだと思います。
受験勉強とは、「出題される可能性のある問題をすべて勉強しておくこと」ではありません。それは不可能に近い。
受験勉強とは、「何が出題されても、ある程度対処できるような力を身につけておくこと」なのだと思います。
・わからない問題にぶつかっても考え抜いて、何とか答えをひねり出す。
・不完全であっても書けることを書いて、部分点だけでもいいから取りにいく。
・知らない知識事項であっても、持っている知識を総動員して意味を推測する
・・・等々。
要するに
何が来てもどうにか対処する力
こそが大事ってことです。
そこには
・出来そうもない問題を捨てて、取れそうな問題優先で時間と労力を注ぐ
というような冷静な判断力も、その「対処する力」に含まれるでしょう。
受験生たちが今やっている受験勉強は、最後必ず中途半端で終わります。「これでもう万全!」なんてことにはなりません、残念ながら。
だからこそ、中途半端で終わることを気にせず、片っ端からガンガン解きまくることです。
そして、「あー、まだまだ全然やり足りないなあ」と感じながら試験会場へ向かうのです。その時には「本番で何が来ても対処する力」が身についているはず。
やり切った感なんて要らない、大事なのはそこじゃない、というのを肝に銘じておきましょう。
もちろん、今日の話は普段しっかりやっている子だけに当てはまる話ですが。