Twitter をやっていると、全国の素晴らしい塾の先生たちのいろんな声が入ってきて、とても勉強になり、刺激になっています。Twitter は優れたツールだなあ、と日々感謝しているのですが
今朝も、ある先生のツイートを読んで、そういうことなの!? と軽い衝撃(めまいかも?)を受けたので報告させて下さい。
その先生は、スパークと同じようにオンライン授業もやってらっしゃいます。その中には、LINEで英作文をさせて、生徒たちに送信させる場面もあるとのこと。こういうLINEの活用もいいですよね。
そしたら! dog を bog と書く生徒がいたそうなのです。
これだけ聞くと、ああ、よくある話だよねーとなります。中1あたりではよく見かける現象、いや、中3でもあるかな? 小文字の b と d の書き間違い。英語を習いたての子であれば、なおさらですね。先日のブログの中1女子も同じことをやらかしています。
でも、よーく考えてみて下さい。
この先生のお話は、「LINE」ですよ?
紙に書いて間違えたんじゃないんです。
LINEですから、自分で文字を選んで打っているわけですよね?
と、いうことは・・・ もう、お分かりですね。
「もしかしたら、本気で 『犬=bog』だと思い込んでいる可能性もある」
ってこと。
私たち学習塾の先生は、子どもたちのいわゆる「ケアレスミス」に日々遭遇します。中には本当に不注意と呼んで差し支えないミスもあり、それは「次から気をつけようね」で済むのですが
こちらがケアレスミスと思い込んでいるものの中には、実はそうではなく
「本当に間違って覚えてしまっている」
が故のミスも存在するのかもしれません。
「思い込み」というのが、私たちの生活のあらゆることを支配しています。そして、その思い込みに自分自身で気付くことはかなり難しい。自分以外の誰かに気付かせてもらうしかないのですが
その自分以外の誰かも思い込みをしていたとしたら・・・永遠に物事は変わらない、ということになってしまいます。
「犬= bog」と思い込んでいる生徒
それを「ただの不注意」と思い込んでいる先生
恐ろしい構図です。
これを崩すには、我々教える側が
「ケアレスミスなんてないんだよ。わかってないだけ、間違えて覚えているだけ」
という認識を持っていることが大切だと思うのです。
そういえば、スパークでも一昨日、中3生の数学で同様のことがあり、厳重注意したばかりでした。ケアレスミスじゃないんだよ! と。
とても貴重な情報を提供していただいた先生のツイートをリツイートさせてもらいました。こちらからどうぞ。
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今日の一曲。
昨年出た The Who 13年振りの新作。70歳を越えた二人が未だに現役感覚を失うことなく創りあげた傑作を、ずっと聴き続けてます。
音楽評論家の渋谷陽一氏が今作を「彼らが今だに怒りと反抗のバンドであることを証明した傑作だ」と評していて、とても納得。
やっぱりロックというのは怒りと反抗の音楽であり、年齢いっさい関係ないなと、このアルバムを聴いていると痛感します。私もこんなじじいになりたいです。
特に好きな一曲がこれ。「この銃は不発に終わるだろう」というタイトル。「この銃」とは誰のことを言っているのか、いろいろ想像しながら聴いています。