コツは自分でつかむもの

コツは自分でつかむもの

 

先日、Twitter にこんな投稿をしました。

 

 

 

 

今回は、これについてさらに詳しく書いてみます。

 

Twitter の 140字という文字数制限の中では、どうしても伝えきれないことがありますので。

 

 

 

 

 

まず、「コツを教えてほしい」という、この生徒の気持ちはよくわかりますよね?

 

英検に合格したい、でも、2次の面接試験は難しい、何かコツはないか? ということです。

 

 

 

もちろん、私も英検2次に向けて「こんな練習したらいいよ」「練習するにはこういうサイトが利用できるよ」というアドバイスはしました。

 

しかし、「コツ」は教えようがありません。なぜなら、コツというのは自分で掴むものだからです。

 

たくさんトレーニングを積んでいく中で、「自分なりのうまくいく方法」を見つけるしかありません。

 

 

 

仮に、私が「コツ」らしきものを知っているとして、それをその子に伝えたとしても、きっとうまくいかないでしょう。

 

なぜなら、それは私がうまくいったやり方であって、万人に当てはまる必勝法ではないからです。そもそも、そんなものは存在しません。

 

 

 

 

プロ野球を例にとると・・・

 

ドラフト1位で入団してきた期待の新人投手。彼を育てようと、春のキャンプから球団OBが入れ替わり立ち替わりやってきてはアドバイスをしたり、コーチがピッチングフォームを矯正しようとします。

 

それまでのアマチュア時代に成果をあげてきた投げ方があるんだから、プロの壁に当たるまでは今までの投げ方でやらせればいいのに・・・と私なんかは思ってしまうのですが

 

まじめな新人ほど、いろんな人のすべてのアドバイスを真に受け、取り入れなければ・・・と考えてしまうそうです。

 

その結果、元々の投げ方がわからなくなってしまい、イップスになって潰れていく・・・こんな実例が絶えません。

 

なぜそうなってしまうのかというと、答えは簡単ですよね?

 

そのアドバイスは、あくまでも「その指導者がうまくいったやり方」なのであって、新人くんにも当てはまるやり方であるとは限らないからです。

 

賢い球団は「OBの言うことは聞いてるフリだけしておけ」と新人選手へ事前に伝えておくそうです(笑)。

 

実際、巨人のように「東京ドーム内の食堂へ OB の出入り禁止」にして徹底している球団もあります。

 

2軍のコーチ陣にも「〇〇の投げ方に一切、手を加えるな」と釘を刺したりする球団もあるそうです。素晴らしいですね。

 

 

 

 

私が、前述の生徒に「2次試験では、ここをこうすればうまくいくよ」なんてアドバイスすることは、OBやコーチが自分のやり方を押し付けて新人選手を迷わせるのと同じことになってしまいます。

 

英検に限らず、勉強というものに「コツ」らしきものがあるとすれば・・・

 

生徒自身がたくさんの練習の機会(=普段の勉強のことです)を通して、「これだ!」と思えるものをつかんでいくしかありません。

 

「コツは、教えてもらうものではなく、自分でつかむもの」

 

 

 

 

 

 

それから、もう一つ大事なことを。

 

 

 

「何か、コツはありますか?」「コツを教えて下さい」という言葉の背後には

 

・絶対的な「正解」というものがこの世に存在している

・成功するには、誰かにその「正解」を教えてもらうしかない

 

という二つの大きな誤解が潜んでいる、ということです。

 

 

 

 

勉強でもスポーツでも仕事でも、もっと言えば「生き方」でも、絶対的な正解なんてものはこの世にありません。

 

息子たちを全員東大に入れたママの講演会を聴きに行ったところで、同じ結果の再現は出来ません。一つの家庭でたまたまうまくいったやり方を、他の家庭に適用できるはずがないのです。

 

そして、「常に誰かに答えを教えてもらう」という生き方から脱していかない限り、この先ずっと「答え探しの人生」になってしまいます。

 

 

 

自分でオリジナルの正解を創れる人間になれ! 

 

「挑戦する子どもを育てる」スパーク個別指導学院からのメッセージです。

 

 

Twitter 木村弘一@スパーク

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の一曲。

 

自分なりの「コツ」(のようなもの)をつかめるまで、何度も何度も試してみればいいのです。

 

「ほとんどすべての人間は、もうこれ以上無理というところまで行き着き、そこであきらめてしまう。本当の勝負はそこからだというのに」

 

今まで何回も紹介してきた、このエジソンの言葉がやっぱり私は好きです。

 

 

 

 

大好きなルー・リードの Big Sky を。秋晴れの空が気持ちいいですね。この疾走するギターサウンドのように。