ゴミ清掃員の日常

2019年12月04日 書評
ゴミ清掃員の日常

 

本日2回目の更新。

 

 

スパーク文庫用に買った一冊

 

これ、面白そう! と直感で手を出したのですが、当たりでした。

 

 

 

売れない芸人が、食っていくためにゴミ清掃員の仕事を掛け持ちで始めたら、どっちが本業かわからない状態になってしまいました。

 

芸人一本でやっていければそれに越したことはない、しかしながら、ゴミ清掃員の仕事をやってみて、初めてわかったことがたくさんあるわけです。

 

こんなことをしていていいのか・・・と、妻と子ども二人を抱え、中途半端な現状に葛藤を抱えつつ、やってみて初めて知ったゴミ清掃の日常を Twitter で投稿してみたら、あっという間に大反響。ついにはこうして出版にまで辿り着いた・・・ というわけです。

 

読んでいる私も、本人と同じように感じました。「自分は世の中のことをまだまだ全然わかってないな」と。きっと、読んだ人はみんな、そんな風に感じるのでは?

 

自分が実は何も知らない、ということを知る。それが、読書の醍醐味です。

 

 

 

 

これ、基本的にはマンガなんですけど、情報量はかなり多いです。加えて、所々に挟まれているコラムが読み応えあるので、子どもたちの朝読書なんかにもいいと思います。マンガはダメ! とか学校の先生は言いそうですけどね。

 

 

 

途中までは「ゴミ回収あるある」みたいな話で、それもすごく面白いんですけど

 

本作の肝は、何と言ってもラストの「ゴミ清掃員の非日常 前編・後編」でしょう。ここは必読!

 

ギリギリの生活が続く中、奥さんが産後うつになり、入院してしまいます。それにより、幼い子どもたちも当分は別の場所に預けることになり、家族4人が4人とも、バラバラの場所で寝る生活へ・・・

 

 

「待つんだ。目の前のことを一生懸命こなして、日常に戻る日をとにかく待つんだ」

「待つことは受け身の選択じゃない」

 

という言葉が胸を打ちます。

 

 

 

 

 

この後、どんな結末を迎えるかは読んでのお楽しみ。子どもたちはもちろん、大人が呼んでも学べる、優れた一冊だと思います。

 

ちなみに、作画は奥さんです。経験がまったくない奥さんが、いきなりマンガを描くことに初挑戦した! というのが凄い。十分なクオリティでは?

 

 

 

スパーク文庫に入れてあります。おススメですよ! 

 

誰か、試しに朝読書に持っていって、学校の先生が何と言うか実験してくれないかな~(笑)

 

https://booklog.jp/users/sparkkobetsu

 

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