埼玉県内のほとんどの中3生たちが
本日私立高校入試を迎えました。
昨日の帰り、気合いを入れて送り出しましたが、どうだったでしょうか?
ホッとするのも一瞬で、公立高校第一志望の子たちは、今度の日曜日が最後の北辰テスト。これは公立高校模試という位置づけです。私立入試が終わっても、まだまだ気を抜けません。
そして、3月3日には次世代の中1・中2生たちが受ける北辰テストが控えています。
「これは受けた方がいいですか?」との御質問がありましたので、今日は中1・中2北辰テストについて書いておきます。
結論を先に。
ぜひ、受けて下さい!
一年に一回しかないという希少性も理由にありますが、そこではなく、子どもたちの意識改革のためです、大げさに言えば。
「明日、学校で数学のテストがあるから」
「そろそろ中間テスト1週間前だから」
子どもたちの声で多く挙がってくるのが、「目の前のテストのための勉強」です。
まあ、これ自体は当たり前の反応であり、仕方ないかなとは思いますが、おかげで多くの子どもたちが
・勉強というのは目先のテストのためにやるもの
・テストというのは出題範囲が決まっているもの
という 錯覚 をしています。錯覚させている私たちにも責任の一端はありますが。
当然のことながら、これでは肝心の入試に対応できません。ただし、それを口頭でいくら伝えようとしても無理があります。実感の湧かないものをわからせようとしてもムダですよね。
伝える努力はこれからも続けていくとして、より効果的に実感してもらうためには、今までと違う空間へ飛び込んでもらい、今までと違うことを体験してもらうのが一番なのです。
だからこそ、今のうちから会場テストを体験しておくことをおススメします。
試験範囲のない実力テストである北辰を経験することで、目先の勉強では入試に通用しないことを実感できると思います。
月並な言い方になってしまいますが、大きな勝負事というのは、「日頃の積み重ね」で決まるようになっているのです。
肝心なのは、「一時的な爆発」ではなく「日々淡々と」なのです。
バクハツより、タンタン!
残念ながら、スパークの子たちも目先のテストに向けては燃えるものの、淡々とやり続ける意識はまだまだ乏しい。
その意味で、年に一度だけの「意識改革のチャンス」とも言えるのが、3月3日の中1・中2北辰テスト。
「まだ受験者数が多くないから、受けても意味ないのでは?」
「受験はまだ先だし、中3になってからでいいのでは?」
という意見もあるかと思いますが、そういう問題じゃないよってことです。廃止されていた中1版がこうして復活したのも、ちゃんと意味があるのです。
受けたくても部活があるので受けられない、というケースもあるとは思いますが、受けられる可能性が1%でもあるのなら、調整してみる価値は十分あります。
当日の試験会場での経験も大きいのですが、後日返ってくるテスト結果を見れば、自分の県内でのリアルな学力的位置を知ることとなり、更なる衝撃を受けることになります。
良い意味でのショックを早く受けて、とっとと意識を変えた者勝ちです。