今回の中学受験で感じた3つのこと

今回の中学受験で感じた3つのこと

 

OFFです。

 

1月10日・11日の激闘を終えて、見事に第一志望の私立中学合格を射止めた小6男子とお母様、昨日喜びの御報告に来て下さいました。

 

改めまして、おめでとうございます!

私もほっとひと安心です。

 

 

彼を指導してきて、今思うことをまとめてみようと思います。

 

 

 

 

①大事なのは「対応力」

 

小学校3年生、4年生ぐらいからじっくり時間をかけて教えられるのであれば、中学受験に必要とされることを一から百まで伝授することも出来るでしょうし、いろんな準備が可能だと思います。

 

しかし、彼の場合は本格的な中学受験の準備に入ったのが小5の途中からと遅く、急ピッチで知識を詰め込みつつも、余裕はない状態でした。

 

そこで、すべてを完璧に教えて準備を万端にすることを目指すのではなく、逆に「どんな問題が来ても、あきらめずにどうにか活路を見出せる対応力を身につける」ことを重視した指導に切り替えました。

 

要するに「どんな難問であっても、簡単にあきらめずに粘り強く考え抜いて、部分点1点でもいいから取りに行くこと」を徹底して、本人にも口酸っぱく伝えてきたのです。

 

 

具体的には、あらかじめ手取り足取り解き方を教えることなく、ぶっつけ本番に近い形で問題に向かわせ、そこでとことん考えさせる。もちろん、最終的には解説を見たり、私が解き方を伝授したりするわけですが、その前に

 

「自分の頭をフル回転させて、ギリギリまで考え抜く」

「自力でなんとか対応する」

 

というトレーニングを普段の授業から一貫して彼に課してきました。十分な準備期間がない以上、本番では初見に近いような問題に直面することは確実。

 

勝敗を分けるのは、どんな問題が来てたとしても、臆することなく、どうにかこうにか対応できる力」 その一点に絞ってやってきた、といっても過言ではありません。

 

答えを教えてもらえる教育を当たり前のように受けてきた小学生が、よくついてきてくれたもんだと感心してしまいます。

 

今回の体験を糧にして、彼には「人生は応用問題しかない」という現実を今のうちから知ってもらって、いかなる状況に追い込まれても対応できる力を磨き続けてほしいと願っています。

 

 

 

 

②「中学受験=苦行」 ではない!

 

この子を見ていて特徴的だったのが、日々の塾で過ごす時間をポジティヴに楽しんでいた点。スパークの場合、個別指導とは言っても他塾のようにパーテーションで仕切ることをしていないオープンスペースですので、学年が違う周りの子たちの様子も伝わり、それが刺激になっていたりします。

 

もちろん、そうした相乗効果を狙って設計したスタイルなのですが、彼の場合も、周りの中学生たちの面白おかしい言動を見て大笑いしていたり、年上・年下の子たちとも適度にコミュニケーションを取りながら、中学受験の勉強を「孤独で苦しいもの」にはしていませんでした。

 

日々楽しみながら、何かしら新しい知識を一つでも二つでも習得して帰る・・・そんなサイクルになっていたと思います。

 

 

「苦行にしない」という意味で言えば、彼はスポーツもやっていましたし、「また行ったの!?」というぐらい、プロ野球観戦にも出かけていました、羨ましいぐらい(笑)。

 

受験生だからといって、本人から楽しみを奪わなかった御両親の方針が、何より素晴らしかったと思います。

 

 

 

 

③「知っている」ことは大きい

 

そして、最後に感じたのが「差をつけるのは、物事や情報を知っているかどうか」ということでした。

 

彼が受験した中学は、最大6回の受験チャンスがありました。普通、何も知らない御家庭であれば、「どこかに引っかかってくれれば・・・」との思いから、6回すべて出願(もちろん、受験料も相応の金額になります)するようなパターンを考えがちですし、実際にそうした御家庭も多かったことでしょう。

 

今回、出願パターンを決めるにあたり、私はこの私立中学の入試担当の先生に直接お会いして御相談する機会を創りました。

この子を合格させて下さい

 

 

その結果、「2回で十分」という結論を得ることが出来ました。それも、「すべり止めの一般コースの受験なし、あくまで上位コースの2回のみ」 という選択でした。

 

 

 

ここで具体的には書けませんが、先方とお話しして、「情報を知る」ということがなければ、きっとたくさん受けさせていたことと思います。受験料もそうですけど、何より本人の心身両面での負担を考えれば、受験回数なんて少ないに越したことはないのです。

 

世の中を見渡して、能力はそんなに差がないはずなのに、成功する人とそうでない人がいる・・・という現実が生じている原因。それって、きっと単純に「物事の深層部分や、情報を知っていたか否か」それだけなんじゃないかと思うのです。

 

「知っている、ということが、人生に大きなアドバンテージをもたらす」

 

私にとっても、改めて勉強になったのでした。

 

 

結果、2回とも上位コースの受験でしたが、初日で一般クラスへのスライド合格を勝ち取り、精神的に余裕を持った状態で2日目に臨むことが出来、本命の上位コースの合格を果たすことが出来ました。最も少ない労力で最高の結果を得ることが出来たことは、ある種の戦略勝ちだったと思います。

 

 

 

 

以上、今回の中学受験を通して私が感じたポイントを挙げてみました。いろいろ書きましたけど、結局は本人がよく頑張った!という事実がなければ、上に挙げたようなことを書くことも出来ませんでした。この子が素晴らしかった、ということなのです。

 

周りの中3生並みか、それ以上に努力している彼の姿を見ていたので、私も嬉しい限りです。

 

こういう思いを中3生・高3生に対しても感じたいですね。

 

今回は、たまたま小6生の中学受験について書きましたけど、他の受験生だって、それぞれにいろんなドラマがあることは変わりないわけですからね。スパークの全受験生が、それぞれの受験を通して、素晴らしいドラマを描いてくれることを楽しみにしています!

 

 

 

ここまで私の指導によくついてきてくれた彼と、私を信じていただき、いつも爽やかに彼をサポートして下さったお母様に心から感謝です!

 

いつの間にか、背では追い越してたんですね(笑)。

 

 

 

 

埼玉県坂戸市にっさい花みず木4丁目8-1 SONNE BLDⅥ 2階