先生が必要なくなる時

先生が必要なくなる時

 

土日のカンヅメでもそうだし、普段の授業でもそうなんですけど

 

教室全体がある種のゾーンに入る時があるんです。

 

全員の集中力がものすごく高まっていて、加えて誰かが私に何かを質問することもなく、どの子も一心不乱に取り組んでいる時間。

 

もちろん、家で一人で勉強していたとしても、そうした状態に入ることは出来るのですが、こういう教室のような「環境」にいる時の方が、よりゾーンに入りやすいのは確かでしょう。

 

そうすると、別に私の存在なんて不要なのでは? と感じることもしばしば(笑)。

 

 

 

90分1コマの範囲で見てもそうですし、ひとりの生徒を長いスパンで見た場合も同じことが言えます。

例えば、中3の夏ぐらいまでは、しょっちゅう私に質問して来て、頼りっぱなしだった子が、入試本番が近づいてくるにつれて、ほとんど頼ることがなくなってきます。

 

私が「何か質問ないの?」と尋ねても、「大丈夫です」という返事ばかりになってくるのです。

 

 

一見すると、私の存在意義がなくなってしまうように見えるのですが、私はそれでいいのだと思っています。先生っていうのは、子どもたちから頼られると、何となくうれしくなってしまう習性があって、いつまでも頼ってほしいと思いがちなんですけど、それは子どもたちが自立できていないということでもあります。

 

先生が自己満足と自己顕示欲のために、いつまでも子どもたちを教えこんでいるようでは、本末転倒。

 

土日のカンヅメ中に何度も訪れたように、私が必要なくなる瞬間が、もっともっと増えてくれると最高です。