公立組には負けたくないから

2019年01月30日 教室の風景 書評
公立組には負けたくないから

 

昨日、既に第一志望である私立高校合格を果たしている中3生が

「3月まで塾には通い続ける」

と言ってくれたんです。

 

理由が

「公立組には負けたくないから」

だそうです。

 

へえ~、そんな風に考えるんだな~、と。 意識高い!

 

まだ受験勉強が続く公立組がいるのに、自分はもう受験が終わったからといって遊んでるわけにはいかない、ってことなんでしょう。

 

何より、ここで油断して入学前に学力が大きく下がった状態で高校の授業がスタートすることの危険性を、この子なりに何となく感じているのだと思います。

 

そうです。私立組は既に決着がついていますけど、入学まで勉強は継続することです。遊んでもいいけど、せっかくここまで築き上げた勉強する習慣を崩さないことです。それが、4月のスタートダッシュに繋がりますから。

 

自分自身の経験からも言いたい。私の場合、かなり余裕をもって受かった公立高校だったのに、出だしからつまづき、そのまま3年間取り戻せなかった・・・という苦い経験をしています。

 

今から思えば、入学前に学力が下がっていたのだとわかります。受かって、油断してたんですね。

 

 

 

 

 

 

今、読んでいる本です。

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スパーク文庫用に購入しました。小・中学生におススメの傑作小説です。

 

子どもの頃って、「死」というものに対して、漠然とした不安や好奇心がありませんでしたか? 人は死んだらどうなっちゃうんだろうとか、考えて怖くなったりした経験が誰にでもあるのではないでしょうか?

 

物語の主人公である小学生の男の子3人組も同じで、「人が死ぬところを見たい」と思い、近所の老人の観察を始めることに! おいおい!って感じですが(笑)。

 

見張られているのに気づいたおじいさんですが、いつしかそれが、子どもたちとの深い交流へと変わっていき・・・

 

ちょっとコミカルで、でも深い余韻の残る作品で、小・中学生にはぴったりだと思います。後日、内容に触れてみたいと思います。

 

 

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