スパークに「勉強大好き」っていう子がいるんです。本当に。
凄くないですか?
もちろん、成績も良好。
「勉強」
が
「大好き」
なんですよ?
先日も、この子のお母様と話す機会があって、「昨日も英会話の塾から帰ってきて、その後も家で勉強してた」とのこと。
どうしたらそうなるのか、教えてほしいですね(笑)。
で、こういうことを書くと
そういう子は先生も授業中にラクでいいでしょう?
って思われてしまうんですけど
確かに、「まずは机に向かわせるのがひと苦労」という子たちに比べれば、その部分だけはラクですよ。それは間違いない。
でも、実際には、勉強大好きな子も、そうじゃない子も、いざ勉強をやり始めちゃえば、その後はそれほど変わらないんですよ。そんなにやる気なさそうな子でも、やっているうちにだんだんノッてくるものなので。
(このあたりの理由は、以前書いた「作業興奮」の原理です。読んでない方は探して読んで下さいね、超重要な法則なので)
つまり、取り掛かりのところで大きな差があるわけです。
一度なら大差なくても、これが毎日積み重なってくると大きな差を生むことになるのです。私の目が届かない家庭学習になれば、この「取り掛かりまでの時間のロス」の差は広がる一方でしょう。
勉強が好きな子は、好きなことだから前向きに取り組めて、楽しく覚えられて、飲み込みも早いっていうのも確かにあるんですけど
一番の差は、この取り掛かりの早さと、それに伴うムダな時間のなさ、ここに尽きると思います。
この子みたいな勉強好きになれとは言いません。
その代わり、とりあえず、すぐ取り掛かること。そのグズグズしている間に一問解けるんだから。