昨日、あるお母様からいただいたメールの中に
「反抗期」というワードがありました。
そう言えば、反抗期についてブログに書いたことがなかったな~と思い、ちょうどよい機会なので、この「反抗期」について今日は触れてみようと思います。
子どもが親の言うことを聞かなくなった。
勉強しろと言うと口ごたえしてくる。
口数が少なくなり、反応が少なくなった
・・・等々、まあいろいろあると思いますが、だいたいこういうのをひっくるめて「反抗期」と呼んでいると思います。
しかし、これらの現象は全ての子にあるわけではありません。
正直、我が家もなかったですし、今まで何人もの保護者の方々が面談の際に「うちは特に反抗期みたいなものを感じたことはないんですよ」と仰るのを聞いてきました。
教育専門家と名乗る著名な人の中には「反抗期がないのは危険」なんて主張する人もいますけど、大きなお世話ですね。そんなもの、あろうがなかろうがどっちでもいいんですよ。
彼らの主張は
「反抗期がないまま大人になると、どこかで爆発する」ってことなんですけど、こんな主張は愚の骨頂で、反抗期があった子だって、大人になってから爆発して人生を台無しにしてしまうケースはたくさんあるでしょう。反抗期があったとか、なかったとか、全く関係ないです。
で、話戻って「反抗期」に対する私個人の考えですけど・・・
反抗期という概念は、大人が自分たちに都合よく勝手に創り上げた概念に過ぎないと思っています。
疲れている時、やる気が起きない時、嫌な出来事があった時に「勉強しなさい」と言われれば、どんな子でもふてくされたり、悪態の一つもつきたくなるでしょう。それが身内からであれば確実に面白くない。そういう感情が積もり積もって長引くこともあるでしょう。大人だって同じじゃないですか?
でも、大人の場合、反抗期とは言わないですよね?
要するに、子どもだろうが大人だろうが
反抗したくなる瞬間なんて誰でもあるでしょう?ってことです。
「この子は今、反抗期だから」
と一括りにするのではなく
「この子は今、なにか悩んだり迷ったり苦しんだりしてることがあるんだな・・・」という目で見守ってあげることが大事なんじゃないかなって思うのです。
繰り返しますが、「今、反抗期なんだな」ではなく。
そして、親御さんが出来ることは
それ以上でも、それ以下でもないのではないでしょうか?
だから「見守ってあげる」でよいのです。