受験は、環境を切り替えるチャンスでもある

受験は、環境を切り替えるチャンスでもある

 

人間は「環境の生き物」とよく言われます。環境次第で人生が変わるのだ、と。良い方にも、そうでない方にも。

 

と、いうことは、環境を自分で選ぶ力、もっと言うと、自分にとってより良い環境へと次々に移動していく力がとても大切だということ。

 

 

 

 

 

ある中3女子の話です。いろんなことが重なって、体調にも異変があらわれ、中2の途中から学校へ行けなくなりました。

 

入試も押し迫ってきたある時、ある御縁により私がこの子の入試前のサポートさせていただくことになりました。公立高校入試までの、ほんの短い期間ではありますが。

 

まあ、私がしたことと言えば、スパークのオンライン授業を提供して、時々、御家庭とメール等でやり取りするぐらいだったんですけどね。

 

 

 

 

結論から言うと、本人の頑張りの甲斐あって、見事に第一志望校合格を勝ち取ることが出来たのでした。ホント、良かったです。

 

 

 

 

 

で、今回改めて感じたんですけど・・・

 

 

 

受験っていうのは、環境を変えて、新しい人生を踏み出すにはもってこいの機会なんですよね。

 

だって、同じ人間関係がずっと続いていくのだとしたら、この子はずっと浮上できないままです。

 

受験っていうのは、偏差値がどうとか、競争がどうとかいう面のみならず、「環境を変えて、人生をリセットする機会」という側面も持っている、実はとても良い機会なのです。

 

それはなにも不登校の子たちだけでなく、今の環境に満足している子たちにも言えることです。心地よいぬるま湯につかっていたら、人間知らず知らずのうちにダメになっていきます。誰にとっても、環境を変えるというのは必要なことなのです。

 

 

 

よく、自分以外に受ける子が周りにほとんどいないような遠方の志望校を、あえて選択する子がいますよね? 純粋に「そこが気にいったから」「そこなら、やりたい勉強が出来そうだから」という理由も当然あるかもしれませんが、多くの場合、その根底には

 

過去の人間関係に縛られずに、人生をリセットしたい

 

という思いもきっとあるのだろうと思います。

 

 

当然、誰もいない場所へ飛び込んでいくのには不安もあるでしょうけど

 

その不安を乗り越えてでも、「もっと人生を良くしたい」と、未来の理想の自分をあきらめていない、強い子たちだってことなんですよね。

 

一人の人間として、私は彼らを心から尊敬しますね。

 

あっ、何も友達と同じ学校へ行くのを否定しているわけではありませんからね、念のため。それはそれでいいんですよ。

 

私が言ってるのは、運悪く、これまでの環境が合わずに苦しんできた子たちのケースです。大人と違って、子どもはそう簡単に自分の意志で環境を変えることが出来ないわけですから。

 

 

 

 

この子が選んだのも、やはり知っている子がいなくて、通うのにはちょっと遠いかな・・・という高校です。そこなら、彼女が学びたいことを思う存分に学べる、というのが大きな志望理由の一つ。

 

あとは、やはり環境を変えて、人間関係をリセット出来るというのも大きかったでしょう。それを彼女が意識したか否かはともかく。

 

私の予想ですけど、彼女は高校でガラッと変わると思います。もちろん、本人が望んでいる通りの好ましい方向へ。先日、お母様と一緒に教室へ挨拶に来てくれた時の表情を見て、確信しました。

 

 

 

 

 

学校が休校になっている今、家で過ごす子どもたちが苦しくなっているのは、同じ環境に閉じ込められているからです。

 

普段のように学校へ行き、塾へ行き、クラブチームや部活をやり、時には遊びに出掛ける・・・そうやって、次々と無意識のうちに環境を切り替えているからこそ、ある程度健全なメンタルを保つことが出来ていたとも言えるわけです。

 

だから、学校というものの良し悪しは置いといて、授業再開&元通りの生活が望ましい、と私も感じています。

 

 

 

 

 

 

そういえば、長倉顕太さんの「移動力」という本にも、環境を切り替えていくことの重要性が書かれているのでおススメです。この本、少し前に卒塾生の女の子へ貸したっきりなのですが、また読みたくなってきました。そろそろ返してもらおうかな(笑)。

 

 

 

 

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