夏期講習、序盤の一週間が終わりました。
ここまでは、まだ学校と同時進行の夏期講習でしたから、子どもたち、特にコマ数の多い中3生にとっては、けっこう疲れる一週間だったことでしょう。
加えて、湿気と暑さとマスク生活も重なり、思った以上に体力を消耗している様子が見られました。
私も声を掛けながら、気を付けて彼らを見ていますが
前回のブログにも書いた通り、こういう時だからこそ「自分の身は自分で守る」という習慣をぜひ身につけてほしいものです。
さて、今日は序盤戦を終えて、改めて伝えておきたいことを一点だけ。
私は、学習でも仕事でも生活全般でも、一定のリズムというのがとても大切だと考えています。
これは、私の好きな音楽からも学んだことです。
優れた音楽というのは、同じリズム、同じビート、同じフレーズ、同じギターリフを繰り返します。
かのジェームズ・ブラウンも「同じリズムを刻み続けろ」と言いました。
同じリズムを繰り返すことで、そこに興奮や高揚が生まれる、というのです。このことは、おそらく音楽に限ったことではなく、人生すべてにおいて言えることなんじゃないかな、と感じています。
歯を磨く、筋トレする、本を読む、塾に通う・・・何でもいいのですが、これらの行為を一日だけ気合いを入れてやったところで何にもなりませんよね?
そもそも、一定のリズムを持っていない人は、成果をあげられないだけでなく、周りからの信用も得られません。なぜなら、やるんだかやらないんだかわからない人をアテには出来ませんから。
これは3月からの自粛期間中にも感じたことですが、成長できる子、成果を出せる子というのは、一定のリズムというものを持っています。
意志の力とか、ヤル気とか、ガッツ、気合い、根性みたいなものがなぜ信用できないかというと、「一定のリズムではないから」です。
気分が乗っている時はものすごい力を発揮する、けれど、乗らない時はさっぱり・・・。
こういう状態で何か成果を得ようとしたところで、それは無理というものです。
成果を生み出すのは「一定のリズム」です。
そこには、「強い意志」とか「気合い」とかは必要ありません。
「同じリズムを刻み続けろ」ということ。
ジェームズ・ブラウンの言ったこの言葉は、ミュージシャンだけに当てはまるものではなく、誰にとっても大切な言葉だと思います。
同じリズムを刻み続けることで、初めて成果が出る、他人からの信用も得られる。
生活リズムが崩れがちな夏休みだからこそ、子どもたちにも意識してほしいなと思います。
同じリズムを刻み続けろ!
今日の一曲。
と、いうことで、同じリズム、同じフレーズ、同じギターリフの反復こそが興奮を生み出すという最高のお手本を2曲! ぜひ、両方とも聴いて下さいね。
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