北辰図書さんが出してくれた、先日の埼玉県公立高校入試の学年別配点を御紹介します。
入試問題というと、圧倒的に中3の内容が多く出されるのでは? という先入観がないでしょうか。
これが実際の配点です。国語は学年区分が難しいため、それ以外の4教科で。
【数学】学力検査問題
中1→42点
中2→22点
中3→36点
【数学】学校選択問題
中1→28点
中2→15点
中3→57点
【英語】学力検査問題
中1→9点
中2→60点
中3→31点
【英語】学校選択問題
中1→0点
中2→37点
中3→63点
【理科】
中1→35点
中2→40点
中3→25点
【社会】
中1→26点
中2→36点
中3→38点
英語と数学の「学校選択問題」は、さすがに中3内容からの出題が大きなウエートを占めています。まあ、これは当然ですね。上位校が採択する問題ですから、難しくするためにはどうしてもこういう比率になります。
それ以外はどうでしょう? けっこう中1・中2の内容からの出題が多いことがお分かりいただけると思います。社会も、3学年それぞれからという感じです。
先日、ツイートにも書いたのですが、勉強で一番大切なのは「基礎」です。
ここを疎かにして発展的なことをやろうとしたところで、土台がぐらついているわけですから、あっという間に崩れてしまいます。
今回、数学の「学力検査問題」は、その「基礎」そのものである中1の内容が大きな比重を占めています。基礎を大切にしてきた子たちは十分に得点できたことでしょう。
私も教室で「易しい問題を確実に取ること」というのを繰り返し伝えてきましたし、そういう演習をたくさん提供しました。
スパーク生たちが、それを本番で遂行できていることを願うばかりです。
要するに、新中1生・新中2生であれば、まさにこの一年間で学ぶことがそのまま受験勉強になるということ。
目の前の授業を大切にしましょう。
あとでまとめてやり直せばいいや・・・じゃなくて、その場その場で理解し切るよう努めて下さい。
そして、新中3生。もし、終わった2年間の学習内容が理解不十分なまま後回しにされているのなら・・・
今回の県公立高校入試問題のこの現実を見て、過去2年間の内容を早期に勉強し直すことです。
塾では、これから春期講習・夏期講習のような復習できる機会もありますが
本当に危機感を感じたのなら、教科書やワーク、塾で使ったテキスト等を引っ張り出して、今この瞬間からでも、すぐやれることがあるんじゃないでしょうか?
今日の一曲。
公立は合格発表までがとにかく長いですね。
8日(月) どんな一日になるのでしょうか。
レッチリの名曲を聴きながら、心を鎮めて待ちたいと思います。