塾に通うということ

塾に通うということ

 

今日はちょっと独り言を・・・

 

 

ここ数日は、私立高校入試の合格報告が順次入ってきています。

 

私立の場合は、事前の個別相談でOKをもらえているケースも多いのですが、それでも合格の報告は嬉しいものです。さらに今年は、そのOKがもらえていないケースもあったので、私の喜びもひとしおです。

 

で、今年の中3生たち。過去4年間の受験生たちと比べて、なかなか通塾が安定しない子が若干名いました。安定しないというのは、サボってしまったり、決められたスケジュールを守れない・・・など。

 

主な理由は、メンタル面、やる気の問題ですね。

 

まだ入試は終わってませんが、「それでも何とかここまで引っ張って来れたなあ・・・」と安堵しているのが正直なところ。

 

通塾が不安定だと、指導する側としては当然やりにくいわけです。塾によっては「そんな状態だったら、もうやめてくれてけっこう」というところもあります。いや、そういう塾がほとんどかもしれません。きちんと継続して通ってもらえないと、成績を上げられないわけですから。

 

でも、世の中「塾が大好きで、お気に入りの塾に通うのが楽しみで、通塾が何のストレスにもならない子たち」ばかりじゃないですよね?

 

塾というところが「出来れば来たくない場所」だという子たちも、そりゃあ、いるでしょうよ、って思うんです。きれいごとを言うわけじゃなくて、そういう子たちの気持ちもすごくわかってしまうんです。自分もそうだったので。

 

なので、今年の通塾不安定な数人を見ていても「ダメだなあ」「やめてくれていいよ」とは思わない。

 

むしろ、そういう子たちがいても、ちっとも不思議じゃない、ある意味、とても正直な子たちだよね、という目で見てしまう自分がいるのです。

 

それでも、どうにかこうにか辞めずにここまでついて来てくれている、そして合格の報告までもらえた、少しは役に立てたかな・・・ 今、そんな気分に浸っているところなのです。

 

 

 

逆に言うと、自分で決めたスケジュールをしっかり守って、塾に通い続けている子たちというのは、「それだけでスゴイんだよ!」ってことです。

保護者の皆さんからすれば、当たり前のことのように思われるかもしれませんけど。

 

しかし、その当たり前のことが出来ない子たちもいるんですよ。無断で休む、遅刻する、スケジュールが頭に入っていない、振替等の管理が出来ない・・・等々。

 

それは、前述のように「できれば塾で勉強なんてしたくないから」ですよね? そして、それは決してダメな感情などではなく、むしろ自然なことじゃないですか? 子どもなんだから。

 

だからこそ、安定して通塾を継続出来ている御自分のお子さんを「当たり前」なんて思わずに、大いに認めてあげていいと思います。いろんな感情があっても自分を律して、勉強と向き合うことが出来ているってことですから。

 

学校から疲れて帰ってきて、本来なら一家団欒の時間帯に出掛けていくという行為には、実は大きなパワーが必要なのです。「ちゃんと続いてるね、エライね!」ぐらいの言葉は、ぜひ掛けてあげていただければと思います。

 

そして、スパーク個別指導学院としては、一人でも多くの子たちに「行きたい場所」だと感じてもらえるように、まだまだヴァージョンアップしていく必要があるな・・・と、今年の通塾不安定な子たちを見ていて感じるのです。

 

 

 

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