夜が昼を支える

夜が昼を支える

 

このブログにも何度か書いていることですけど、物事なんでも陰陽の組み合わせです。陽だけ、陰だけということはありません。良い面もあれば悪い面も必ずある。プラスもあればマイナスもあるのが世の中ですよね。

 

わかりやすい例をあげましょう。これは、執行草舟氏の著書「現代の考察」で学んだことですが

 

昼間、充実した活動をするためには、夜に十分な睡眠をとる必要がありますよね? 

 

睡眠不足の状態で、日中バリバリ活動するというのは無理があります。昼の活動を充実させるためには、夜の睡眠の方こそ充実させる必要がある。

 

つまり、夜の休息によって、実は昼の生活が支えられているわけです。

 

 

つまり、人生はすべて陰陽ワンセットであり、さらに言えば、陽(昼)よりも、むしろ陰(夜)の方が大切なんだということが言えるのだと思います。

 

陰の部分、生と死であれば「死」の方です。よく「死生観を持つことが大事」なんて言われますけど、死という陰の部分の方が大事だからこそ「死生観」なわけです。生死観とは言いませんね。死を決めることにより、そこではじめて「どう生きるか」が決まるというわけです。

 

 

 

 

もっと話を身近なものにして、子どもたちの勉強に当てはめてみましょう。

 

「陽」= 成績アップ、志望校合格

 

「陰」= 日頃の勉強、努力

 

 

 

どの子も、目に見える昼の部分の成果を欲しいわけです。でも、そのためにはまず先に「陰」つまり「夜」に当たる部分を充実させる必要がありますよ、という話です。昼に活動するためには夜に寝ておく必要があるという、さっきの話と同じです。

 

ところが、陰の部分をすっ飛ばして 「とにかく陽(昼)の部分だけ欲しい」というような子がたくさんいるのが現実です。

 

大事なことなので何度でも言いますけど、陰陽ワンセットです。夜の部分を省略して、ずっと昼の生活だけを手に入れることは出来ないのです。

 

 

 

 

 

 

 

夏期講習前半、暑い中、どの子も連日よくがんばっていました。塾で勉強するなんていうのは、陰陽で言ったら陰そのものです。

 

スパークのように、通いたい放題で一日に3コマ、4コマ・・・とやっていれば、これは相当きついはずです。それだけきついことをやったところで、受験生は「当たり前」と言われ、誰に褒めてもらえるわけでもありません。

 

それでも、やるしかない。陰陽ワンセット! 今やっていることが必ず陽に転じる日が来ると信じてやるしかありません。

 

 

 

 

 

世の中には「こうすれば上手くいく」「ラクして儲ける方法」「やらないと損」みたいな話が溢れてます。私たちは不安情報社会に生きている以上、こうした誘いや脅しに触れる機会が日々あるわけですけど

 

手間のかかること、面倒なこと、大変なこと、地味なこと、人がやりたがらないこと、毎日やること、苦しいこと、失敗、挫折・・・

 

こうした陰の部分、負の部分こそが、陽の部分である「成果」「成功」を支えるものなのです。陰の部分こそ、本当は価値があるものなのです。

 

 

 

 

 

 

私は、よく子どもたちに「間違えろ」「失敗しろ」と話します。間違い・失敗というのは陰陽で言ったら「陰」の部分ですよね。

 

先に間違えたり失敗しておくからこそ、それを活かして次に成功できるわけです。失敗なしにいきなり成功しても、それは単なるビギナーズラック。いずれ、もろくも崩れてしまうでしょう。

 

しかし、先に失敗しておいた人は、それを活かして改善していくので、成功は強固なものになるのです。まさに、陰が陽を支えているのです。

 

そんな生き方を、我々大人が率先して子どもたちに示していきたいものです。

 

 

Twitter 木村弘一@スパーク

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の一曲。

 

 

今、ポール・ウェラーの新作を聴いています。こういう風にカッコよく歳を取りたいなと思いつつ、もう少し若い頃の作品も聴きたくなって、1993年のアルバム「Wild Wood」を引っ張り出して聴いてます。

 

夏ということで、Sunflower (ひまわり)を。 毎日暑い!