OFFです。
29日で夏期講習を終え、翌朝、妻と秋田県・男鹿(おが)半島へ。
明光義塾・籠原教室勤務時代の教え子の女の子が、夢を叶えたということで、彼女に会いに行ってきました。
新幹線で昼過ぎに秋田駅に到着し、すぐさまレンタカーで男鹿半島へ直行、約1時間でしょうか。
海沿いを走るのが快適で、それだけでリフレッシュされていきます。進むにつれて、どんどん家も車も少なくなり、半島に来てるって感じ(笑)。久々に教え子に会える楽しみと相まって、何とも言えない高揚感が。
うちの長男と同じく、新卒の社会人一年目。水族館のスタッフとして働きたいという夢を実現し、今はようやく慣れてきた頃でしょうか。
そして、ついにやってきました!
男鹿水族館GAO
初めて来て最初に驚かされたのが、ロケーションの素晴らしさ! 館内に入る前から感動でした。
受付でお願いして、彼女を呼んでいただき・・・
7年半ぶりの再会!
閑野(しずの) さつきさん。
会った瞬間、昔のように思わず「さつき~!」と叫んでしまいました(笑)。良い意味で変わっていなかったので。
中学生だったあの頃の面影を残しつつ、スタッフ一年生としてイキイキと働いていました。
「仕事はどうだ?」 と尋ねると
「楽しいです!」
「毎日学ぶことばかりで」
「周りもホント、いい人たちばかりなんです」
とのこと。
「周りの人たちに恵まれているって聞いただけで、私、何だかすごく安心した!」と、初対面の妻がすっかり自分の娘モードに(笑)。
でも、私も同じ気持ちですね。
水族館のスタッフになるというのは、大変な狭き門です。大量に採用がある職種ではありません。全国の水族館合わせても、いったい何人になるのでしょうか? 加えて、お母様が仰るに、水族館飼育員というのは契約社員が多いそうで、彼女のように正社員として採用というのは少ないようです。
さつきさん自身も、ここに決まるまでに紆余曲折あり、時には心が折れかかったこともあったようです。ただでさえ、就活というのは大変だというのに、さらに採用の少ない職種ですからね。困難さは容易に想像できます。
しかし、夢を叶えたいという諦めない気持ちが、男鹿水族館GAO との縁を引き寄せたのでしょう。埼玉県在住から男鹿半島へというコースも、もしかしたら本人からすると想定になかったルートだったかもしれませんが、素晴らしい御縁だったのではないでしょうか。
それに、彼女のおかげで、こうして私たちも初めての秋田旅行に繰り出すことが出来ましたし、すべて御縁だな・・・と、改めて思うんです。さつきさんがここで働いていなければ、おそらく来ることはなかったでしょう。
私は、必ずしも夢を持った方がいいとは思っていません。大人は「夢を持ちなさい」とか子どもたちによく言いがちですけど、夢なんて無理やり探すものじゃありません。自然と湧いてくるものですし、なければないでいいのです。私自身も大した夢はありませんでしたし。
夢がなくたって、日々、目の前のことを一生懸命やる。それでいいと私は思います。あるいは、夢を追いかけている人を応援すればいい。
ただし、「夢がある」「やりたいことがある」に越したことはありませんよね。彼女のように、可能性が1%でもあるのであれば、自分が納得するまで、その夢をとことん追いかければいい。そう思います。一回きりの自分の人生ですからね。
さらには、私もよく存じ上げているお母様のサポートも、きっと多大なものがあったことと思います。無難な道を選ばせようとする親御さんも世の中多いでしょうし、無難な道が悪いわけじゃない。それも当然の選択肢の一つです。
それでも、夢を追う娘を応援し、精神的な面でも支えていたであろうお母様の姿が思い描けるのです。素晴らしいですね。
久しぶりにいろいろ話が出来て、私にとってはホント、幸せな時間でした。そして、教え子に会うために普段行くことのない土地へ飛ぶなんて、実にぜいたくな話なんだなって実感しました。
あまり仕事の邪魔をしてはいけないので、こちらへ戻ってきた時の再会を約束して別れ、その後は夫婦で水族館を堪能させてもらいました。
そして、初めて気付きました。
「水族館って、大人が楽しむための場所なんだな」って。
ペンギン、多い(笑)。
男鹿水族館GAO、最高でした! おススメです。
水族館の帰りに、見たかった「ゴジラ岩」を訪れ
初日は男鹿半島の風光明媚さを全身で浴びました。
二日目は「みちのくの小京都」角館を堪能。
すごい寺子屋を発見(右の看板に注目)! 今もまだやってるのかな?
夫婦で共通の感想
「秋田は食べ物が全部美味しい!」
さつきさんに会うためにも、秋田はぜひリピートしたいですね。
そして、さつきさんに限らず、こうして成長した卒塾生たちに会える日々を、これからも楽しみにしています。