今日は、教室の話題から離れて、気になったニュースについて。
最近の教育関連のニュースで、私が一番驚かされたのが、これ
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https://www.asahi.com/articles/ASM2861V3M28UUPI00J.html
こんなひどい話がまかり通るのが今の世の中だということを、よーく覚えておいた方がいいですね。
この話、要するに・・・
奨学金を利用した学生本人が返済できなくなった場合、親などの連帯保証人が代わりに返済しないといけない(ここまでは仕方ない)。
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でも、連帯保証人が返済する額は、実は半分でいい(でも、ちゃんと説明されてないから、みんな知らないで全額返済してしまう)
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知らずに全額返済してしまった家庭に返金はしない。
もしくは、現在返済中で、既に半額を超えている人が返還を主張した場合、主張する以前に支払った超過分は返金しない。
・・・ってことです。久しぶりに酷い話を耳にしたな、と。
公的機関が平気でこういうことやってるんだから、いろんな意味で終わってます。そもそも、親が支払えないから奨学金を利用しているのに、親御さんが簡単に連帯保証人になることができてしまうこの奨学金という制度自体、どこか欠陥があるような気がしますが。
「奨学金の連帯保証人には半額の支払い義務しかない」というルールを知っている人は得をして、知らなかった人は損をする。以前も書きましたけど、やはり「情報を知っている・知らない」の差は大きいのです。
どこからどう正確な情報を得るのか、というのは、私たちにとって今後ますます重要になってくるな、と感じました。
正確な情報を自ら得て、自分の身は自分で守るしかない。国も学校もあてにしてはいけませんね。
さらに言えば、本来なら大きく報道されるべき大問題のはずなのに、マスコミも全然報道しようとしない・・・ おかしな話です。
きっと今後も知らずに全額返し続ける人がいるのでは・・・いろんなことを考えさせられるニュースです。