子どもにスマートフォンを与えるべきか

2018年04月17日 教育 書評
子どもにスマートフォンを与えるべきか

保護者の方々とお話ししていて

よく話題に出るのが「スマホ」。

 

お子さんにとうとう持たせたはいいけど

スマホに夢中で勉強がおぼつかない・・・

完全に支配されている様子・・・

そんな声をよく耳にします。

 

子どもたちにスマホを持たせるのは

百害あって一利なし!

私はよくそう伝えてきました。

 

せいぜい、高校生になってからですね

持たせるとしたら。

 

大人ですら支配されてしまうのがスマホですから

子どもたちが夢中になって

制御がきかなくなるのは当たり前。

子どもに与えてしまってから

今さらどうしたらいいかもないのですが(笑)

 

そこは親子でよく話し合っていただき

時間を制限するとか、何かしら条件を設定するしかないですね。

ただ、この問題を完全に解決することは出来ません。ある程度の弊害は覚悟しておくことも必要です。

 

今、買ってあげようか迷っている御家庭もあるでしょう。

最終的にはその御家庭の御判断ですが、私はおススメ出来ませんね。

 

 

昨日のブログにも書いた

「マルチタスクをやめて、一点に集中する」

 

この習慣を身につける上で

大きく立ちはだかるのがスマートフォンなのだと思います。

 

 

昨日取り上げた本「SINGLE TASK 一点集中術」に載っていた著者自身の体験談を一つ御紹介。

夜、友人のイーヴリンとおしゃべりしていたときのことだ。

講座の課題として提出するエッセイがよく書けたと言い、イーヴリンは声をはずませていた。

 

そして

「読むからちょっときいてもらってもいい?」と言った。

「もちろん!聞かせて、聞かせて」

 

そう言うと、私はちらりと iPhone に視線を落とした。

それが大きな間違いだった。

イーヴリンが原稿をとりだすまでに少し時間がかかるだろう。そう考え、私はメールをチェックすることにした。

というのも、その日は朝からずっと、私が企画したプロジェクトが契約を獲得できたかどうかを知らせるメールが届くのを、いまかいまかと待ちわびていたからだ。そして、まさにそのとき、当のメールが届いていることがわかった。

イーヴリンがエッセイを音読しはじめたが、私はメールに目を走らせてしまい、まるで聞いていなかった。

そして「ウソでしょ!」と声をもらしてしまった。

 

イーヴリンが読むのをやめた。

 

そのメールは、この1週間、私がかかりきりで練り上げたプロジェクトが契約を獲得できなかったことを伝えていた。「冗談じゃない」と、私は嘆いた。「あんなに苦労したのに!」

 

不快感を隠しきれないようすで、イーヴリンがぽつりと言った。「いいのよ、気にしないで」

 

私は非礼を詫び、iPhoneをテーブルに伏せて置いた。そしてエッセイを最初から読みなおしてほしいと頼み込んだ。

 

このときの経験から、私は2つの基本的事実を学んだ。

1.仕事の悲報に目をやりながら、友人の音読に本気で耳を傾けることはできない。

2.夜、友人とおしゃべりをしている最中に、仕事の結果を確認する必要はまったくない。

 

(デボラ・ザック著 「SINGLE TASK 一点集中術」より抜粋)

 

 

スマホの弊害は、例えば、勉強時間が奪われるという、そんな表面的なものだけではありません。

むしろ、そんなのは小さなことです。

 

本当に怖い弊害は・・・

 

この体験談のように、生活の中の本当に集中しないといけない大切な場面において

「今、この瞬間、何が一番大切で、集中すべきことなのか」

そうした判断力が奪われてしまうことなのだと思います。

 

 

 

 

埼玉県坂戸市にっさい花みず木4丁目8-1 SONNE BLDⅥ 2階