孤独のグルメ

孤独のグルメ

 

余談です。

 

こういうまとまった時間がある時は、普段ほとんど観ることのないテレビを観てしまいます。

 

年末に思わずハマったのが

「孤独のグルメ」

 

 

 

いまさらかよ! と言われちゃいそうですが(笑)、特定の番組以外は、ホントにテレビに興味がないので仕方ない。いや、番組名ぐらいは知っていたのですが、誰が主演かも、どんな内容なのかも知らず・・・。

 

すごく面白かったです。過去の作品も全部観てみたくなりました!

 

 

 

基本、松重豊さん演じるサラリーマンのおじさんが、いろんな店で食事をしているだけのドラマなわけですけど、これがなんでこんなに面白いのか? 自分なりにいろいろと考えてみました。

 

 

私がすぐに思いついた要素しては・・・

 

・実在する店での、実在するメニューをそのまま見せていること

・主演の松重豊さんの食べっぷりが、過剰な演技一切なく、自然体で、その上とても美味しそうであること

・同じく、松重豊さん自身のナレーションが朴訥で面白いこと

・出されたメニューを最初から最後まで本当に完食していること

・店員役やお客さん役などでゲストが登場するも、主人公との余計な絡みがほとんどないこと。

・高級店ではなく、誰でも利用できそうなお店ばかりであること。

・「食」という万人に共通の興味を題材にしていること。

 

・・・などなどだったのですが

 

 

 

最終的には

 

「これ、テレビ東京だから面白いんだ!」

 

という結論に辿り着きました。

 

 

 

 

テレ東は、他局と違って使える予算が少なく、その少ない予算でいかに面白いものを創るか? というところに知恵を絞るので、独創的な番組が生まれやすい、ということがよく言われますよね。どこまで本当かはわかりませんが。

 

この「孤独のグルメ」なんかは、その典型なんじゃないかなって感じます。明らかに低予算で創られているのがわかります。

 

でも、私には「セットにお金を掛けられないのなら、実在する店とメニューをそのまま撮影に使えばいい」という逆転の発想が感じられたのです。店側も宣伝になるでしょうから、喜んで撮影に協力しているのでは?

 

あるいは、「役者をたくさん使えないのなら、役者は基本、主役だけのドラマにしちゃえばいい」という発想もあったのではないかと思いました。

そのため、タレントを大量に使わずに済むように、余計なストーリー性を一切排除しているような気もします。そもそも、原作の漫画がそういうものであることから、その原作に目を付けた時点で勝ちですね。

 

 

 

限られた条件の中で、最大の効果をあげるには? って考えると、イヤでも頭を使わざるを得ないんです。いや、条件が限られているからこそ、普通じゃない発想が出てくる。

 

比べるのはおこがましいですけど、塾長ひとりの名もない個人塾がどう戦っていくか? というのも全く同じだったんです。

 

 

 

失礼な言い方であることを承知の上で言うなら、「弱者の戦法」とでも言うんでしょうか。弱者がどういう発想をして、どう戦って、どう生き残っていくか。テレビ東京の戦略はすごく参考になります(ホント、失礼な話ですけど)。

 

そして、今の時代は「個人」というのも「弱者」に含まれるわけですから、弱者である個人がどうサヴァイヴしていくのか? そんなことを正月からあれこれ考えてみるのも、意外とおもしろいのです。

 

 

 

 

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