朝ごはん食べればいいってもんじゃない

朝ごはん食べればいいってもんじゃない

 

春に実施されたという文科省による「全国学力・学習状況調査」の結果が公表されています。

 

興味深かったのが、「生活習慣と学力の関係」みたいな項目。例えば、朝食を食べている子とそうでない子では、国・数・英の正答率に違いがあるのか? といった調査結果です。

 

データはデータでいったんは受け入れつつも、同時に「これ、全部ウソ!」という視点で見ることも大事だと私は考えています。特に、今の時代はメディアや国がいくらでも自分たちの都合のいいように世論を誘導することが出来るので、何でもかんでも鵜呑みにするのは危険です。

 

それを踏まえて調査結果を見てみると・・・これがなかなか面白い。

 

 

 

 

まずは、前述の「朝食の有無と成績との関係」です。

 

「A:朝食を食べている」という子は、全体の82.3%。私の予想より多いですね。

その子たちの国数英の平均正答率は65.1%。

 

以下

「B:どちらかいうと食べている」

「C:あまり食べていない」

「D:全く食べていない」

の平均正答率と合わせて見てみると・・・

 

 

A:65.1%

B:57.5%

C:52.5%

D:50.4%

 

と、見事に相関関係が成り立っています。

 

 

 

じゃあ、朝食を食べていれば頭が良くなるのか? と考えるのは短絡的過ぎます。食べてなくても出来る子はいるし、毎朝しっかり食べていても成績が振るわない子もいます。

 

私は、「朝食を毎日食べている子たちの背景」の方に大切な要素があるのではないかと思っています。

 

 

 

 

朝食を毎朝しっかり取るということは、それなりに時間的な余裕が必要です。ギリギリまで寝ていて、慌てて起きてドタバタ家を出ていくようでは、朝食をとる時間なんてありません。

 

つまり、毎朝しっかり朝食を取っているということは

 

・夜更かししなどせず、生活リズムが整っている

・時間的・精神的な余裕がある

 

と、いうことなのだと思います。

 

 

 

もちろん、朝食を取ることによる直接的な脳への影響も、ある程度はあるのでしょう。

 

しかし、それよりも「メンタル的にゆとりがある」「生活態度に一定の規律と規則性がある」からこそ、学力も高いのではないか、というのが私の結論です。朝食そのものよりも、その裏に本当の「勝因」がある気がしてなりません。

 

 

 

 

加えて、「毎朝ごはんが食べられる」というのは、決して当たり前のことじゃないですよね? しっかりした朝食が毎朝欠かさず用意される御家庭というのは、実はそれだけでとても恵まれた環境です。お金がなければ食べ物は手に入らないのですから。

 

今の日本には、経済的理由で朝食抜き、という御家庭もたくさんあるのです。そういった状況下の子どもたちも、今回の調査の対象に多数含まれているはず。その子たちが塾通い、というのもなかなか困難なわけで、そこでも学力に差がついているのです。

 

よく「親の収入と子どもの学力は比例する」なんてことが言われますけど、ここにもそうした世の中の問題の一端が垣間見えているような気がしてなりません。

 

 

 

 

他にも興味深い結果が発表されています。次回のブログで触れてみたいと思います。

 

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