期待を手放せ

期待を手放せ

 

昨夜は、あるお母様との緊急カウンセリングを実施しました。

 

面談というより、カウンセリングですね。

 

 

 

 

私から伝えたのは、子どもの問題に集中するのではなく、お母様の方の「あり方」を変えていきましょう ということ。

 

どうしたって、保護者の皆さんは子どものふがいない部分ばかりが目につきますよね。一方で、あの子ならもっと出来るはずだと期待もするでしょう。

 

そして、多くの場合、子どものふがいなさは、お母様の中でより一層強化されてしまうし、期待していた分、裏切られる結果にもなります。

 

 

 

 

まずは「期待しないこと」 これ、とっても大事! 自分の子どもだからどうしたって期待してしまうのですが、それでも期待は手放した方がいい。

 

「子どもに期待するなとは、なんて言い草だ!」と叱られてしまいそうですね。

 

もしも、「期待しない」という言い方がよろしくないのであれば

 

「この子がこれからどうなっていくのか、見守るというスタンス」と言った方がいいかもしれません。

 

 

 

そして、本人から救いを求めてきた時や、苦しんでいるのが見て取れる時、あるいは明らかに間違った方向へ行こうとしている時に

 

そこで初めて、助言したり、救いの手を差しのべる。

 

この御家庭の場合、それぐらいの距離感がいいと感じました。

 

 

話はちょっと跳びますけど、日本のプロ野球では、コーチが選手を伸ばそうとして、フォームやら何やらを色々といじったり、変えようとしたりするそうです。

 

一方、アメリカのメジャーリーグでは、コーチは普段選手に何も言わないそうです。選手本人からアドバイスを求められたりした時だけ、気付いていることを伝えたり、調子が良かった時の動画を見せて、現状との違いを指摘したりするのだそうです。

 

 

 

 

 

血が繋がっている子どもと言えども、別の人格です。親がコントロールしようとしても無理だし、どこかで歪みが来ます。本来、コントロールできるはずのない別人格を、どうにか変えようとして苦しくなっているわけです。「苦」というのは、どうにもならないことを、どうにかしようとするところから生じるわけで。

 

だったら、「苦にしないこと」です。子どものふがいない部分を、親がコントロールしようとしないこと。

 

もちろん「ここは言うべき」と思ったことは、どんどん伝えていいんです。ただし、そこでも「言ったから変わってくれるだろう」なんて期待をしないことが大事なんです。

 

「子どもが変わろうが変わるまいが、私は言うべきことを言って、それでお終い」でいいのです。要するに、見返りを求めない ということ。

 

Give & Take ではなく、Give & Give がいい。

 

 

・・・と、そんなことをお伝えしたのでした。

 

 

 

 

でも、そんな話をしておきながら、翌日の今日は、別の御家庭の三者面談で正反対の話をしました。

 

「明日の日曜日は、お母様が必ず朝からこの子を起こして、丸一日、学校のワークを進めさせて下さい」と。「スマホも没収してよし、お母様が介入していいですよ」と(笑)。

 

 

御家庭によって、私が感じること、伝えることは異なるのです。個別指導です(笑)。絶対的な正解が一つあるのではありません。正解なんて、御家庭によって違うのが当然。

 

「Aもありだが、Bもあり」

 

選択肢をたくさん持っていないと、この仕事はできないな・・・と、昨日今日で改めて感じています。

 

 

どちらの御家庭とも、前進してくれることを願っています。