私が一番受けたいココロの授業 子育て編

2019年04月21日 教育 書評
私が一番受けたいココロの授業 子育て編

 

ずっと読んできた

「私が一番受けたいココロの授業 子育て編」についての最終回です。

 

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ブログでこうした書評を書くことは多々ありますが、3回にも渡って書きたくなる本は滅多にありません。特に、小・中学生ぐらいのお子さんをお持ちのお父さん・お母さんには響くはず。

 

 

今回は「親の役割」ということについて。

 

 

 

私も大いに賛同したのが

 

「子どもは授かりもの」

ではなく

 

「子どもは預かりもの」

という考え方。

 

いや、ホントその通りだな・・・と思います。

 

将来、世の中へ送り出すまで、私たち親は、子を預かって育てているということ。

 

そして、時が来たら、預かっていた子を世の中へ返すんですね。

 

 

授かりものではなく、預かりものなんですね。子は親の所有物ではなく、世の中から預かっているんだと思えば、彼らが世の中へ出てから一人で生きていけるように、強くたくましく育てようという方向へ意識が向くのではないでしょうか。

 

本書から抜粋してみます。

 

親っていうのは、どうしても子どものことが心配だから、「危ない!」と、危険から守ったり、先回りして子どもが失敗しないように、先生に怒られないようにと助けてしまいがちです。

 

子どもが困らないようにと、あれこれ手をまわしてしまいがちです。

 

でも、それって、実は、子どもの「学ぶ機会」を奪っているんです。失敗をさせないということは、子どもの「生きる力」を奪うことになってしまうんです。

 

だから親は、間違っても

「子どもが失敗しないように・・・」

「子どもが困らないように・・・」って

子どもを守り過ぎちゃいけないんですよ。

 

だって将来、子どもにとって困ることは必ず起こるんですから。失敗だって必ずするんです。ピンチだって来るんです。もしかしたら、今は、親が助けてあげられるかもしれませんが、永遠に子どもに手を貸してあげることはできませんよね。親は子どもより先に死ぬんですから。

 

だから、親がいなくなっても、子どもがちゃんと一人で生きていけるように育てるのが親の「使命」なんです。

 

もしもずっと親が手を出して、子どもが失敗しないように困らないようにと守ってきてしまったとしたら、いざその子が自立して「困ったこと」に直面した時に、どうやってそれを一人で解決できるんでしょうか。

 

だから、その時のために・・・

親が助けたい気持ちをグッとこらえて、子どもにあえて失敗させて、痛い目にあわせて、困らせるんです。

それが子どものためなんです。

そういう経験を重ねて、子どもは、失敗しても自分で立ち上がるチカラ、困ったことが起きても自分で解決していくチカラを身につけていくんです。

 

目の前で、わが子が困っている・・・苦しんでいる・・・。

そんな時に親としては、どうしても手を出したくなってしまいますよね。

 

でも目先のことじゃないんです。

親は「今、目の前で子どもが喜ぶ姿」ではなく、10年後、20年後・・・さらには

 

「自分がこの世からいなくなった後の子どもの本当の幸せ」を考えて行動しなければいけないんです。

 

(比田井和孝・比田井美恵 共著 「私が一番受けたいココロの授業 子育て編」より抜粋)

 

 

 

 

 

手を出して助けてあげたい気持ちをグッと辛抱する。

 

つまり、「見守る」ということだと思います。

 

 

 

 

私も同じです。

 

授業中、あれこれ口を出したくなったりします。問題が解けなくて苦労している子には、手取り足取りやってあげたくなります。

 

でも、今までの経験からわかるんです。

 

そうやってあげた子は、出来るようにならないんです。その場ではわかってくれたように見えても、結局、本番の試験では出来ないんです。

 

極力、自分の頭で考えさせ、失敗させて、またそこで考えさせて・・・とやった上で、初めて手を貸すようにします。教え過ぎは、かえって出来ない子を生むだけ。教える側・育てる側に必要なのは、「見守る時間をいかに効果的に作るか」だと私は考えています。

 

 

もちろん、見守ってばかりでもダメで

 

どのタイミングで手を貸すか? 

どのくらいの割合で手を貸すか?

 

それを子どもたち一人ひとりについて変えていくことが、それぞれの成長を促すことが出来るかどうかの分かれ目だと思っています。

 

 

 

 

 

「親のあり方」として、著者の比田井さんがいいことを書いてくれています。

 

「親」という漢字は、「木の上に立って見る」と書く。手を出したいのをグッとこらえて、少し離れた高い位置から見守ることが大切なんだ。

 

この言葉に出会えただけでも、本書を読んだ価値がありました。

 

 

 

 

 

他にも紹介したい話が山ほどあるのですが、ここまでにしておきます。「スパーク文庫」に入れておきますので、興味のある保護者の方は、ぜひ手に取っていただきたいと思います。

 

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素晴らしい一冊でした!