親の「あり方」が見られている

2019年04月16日 教育 書評
親の「あり方」が見られている

 

新学期最初の中間テストが何気に近づいてきていますが、やっぱり子どもたちはまだまだそんなムードではないですね。

 

まあ、クラスも新しくなったばかりで、授業だってこれから本格的に進んでいくわけですから、無理もありません。

 

ただ、本番一ヶ月前という厳然たる事実は変わりません。ここからテスト前モードをいかにして創り上げていけるかが勝負ですね。

 

 

 

 

 

 

今、読んでいる本です。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4341132474/ref=ppx_yo_dt_b_asin_image_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

 

 

 

スパークの保護者の皆さんに、ぜひ紹介したいと思い、購入しました。

 

 

御夫婦の共著なんですけど、夫の比田井さんは、「上田情報ビジネス専門学校」の先生。専門学校というと、資格を取るため、就職するために通うところ・・・というイメージです。

 

そういう場でありながら「資格を取らせたいわけではなく、就職させたいわけではなく、キミたちに幸せになってほしいんだ」と「ココロの授業」を行ってしまう、スゴイ人なのです。

 

以前からその存在は知っていましたが、著書を読むのは今回が初めて。本書は、その「ココロの授業」を一般の人たちに向けておこなった時の講演録という形。実際の授業の臨場感が伝わってくる感じで、とてもいいです。

 

 

 

冒頭(つまり1時限目ですね)で、いきなり核心を突く言葉が出てきます。

 

幸せな人たちの共通点は「周りの人を喜ばせることに喜びを感じられる人」

 

 

ちょっと抜粋してみますね。

 

じゃあ、どうしたらこういう子に育てることができるのか。

 

それは「やり方」じゃないんです。「あり方」なんです。「親のあり方」なんです。

 

われわれ大人がこの生き方・・・「周りの人を喜ばせることに喜びを感じる生き方」ができているかどうか、がすべてなんです。

 

どんなに子どもに「周りの人を喜ばせろ」って言っても、それを言っている親が、もしも、自分のことしか考えないような・・・そんな生き方をしていたら、子どもに伝わるわけがないんです。

 

子どもは、親の言ったように育つんじゃないです。

親の行動を見て、その姿を真似て育つんです。

つまり、親の「あり方」と同じ「あり方」で

生きていくようになるんです。

 

子どもって、理屈が通じないんです。

特に、小さければ小さいほど。

でも、理屈が通じない分、感じる力は大人の何十倍、何百倍ですよ。

自分の周りの大人の生き方を感じるんです。

親の「生き方」を、・・・親の「あり方」を、肌で感じるんです。

 

例えばですよ。

子どもには「人には優しくしなさい」なんて言っておきながら

自分は子どもの前で、平気で、近所の人や上司の悪口を言っていたりしたらダメですよね。

 

また、小学校や地区で、PTAの役員を決めたりする時に、家では、「役員なんかやってらんないよ! 仕事だって忙しいのに。あんなのヒマな人にやってもらえばいいんだ」

なんて言っておきながら、子どもには

「いいか、人を喜ばせる人になるんだぞ」

なんて言ったってダメですよ(笑)。

 

子どもたちが見ているものは、親が口にする「言葉」じゃないです。

親の「あり方」なんです。「行動」なんです。

 

だから、親自身が、

「人を喜ばせるように行動する」ってことですよね。

親自身が、

「人を喜ばせることを心から楽しむ」ってことですよね。

 

雪が降ったら、隣のおじいちゃんの家の前もついでに雪かきするとか、電車の中では、お年寄りにスッと席を譲るとか、困っている人がいたら助けるとか・・・。

 

仕事の話でも、夫婦で

「こんなことしたら、お客さんにこんなに喜んでもらえて嬉しかった」なんて話を普通にしていれば、そんな姿を子どもは見ているんですよ。

 

そうすれば、子どもっていうのは

「へぇ~・・・人を喜ばせるって楽しいことなんだ。だって、ウチの親、いつも楽しそうだもん」って思いますよね。

 

そういうことの積み重ねで人間性がドンドン培われていくと思うんです。

 

だから私も、カンタ(=比田井さんの息子さん)に胸を張って、

「お父さんは、周りの人を喜ばせることが嬉しくてしょうがないんだよ!」と言えるような人間になってやろうじゃないか! って思って、いつも行動しています。

 

なかなかできることじゃないかもしれませんが、でも、そういう思いを持つことが大事だと思うんです。」

 

(比田井 和孝、比田井 美恵 共著 「私が一番受けたいココロの授業 子育て編」より抜粋)

 

 

 

 

 

保護者の方々に面談等でよくお伝えしてきたのが

「お子さんに勉強して欲しかったら、親御さんも何かしら勉強している姿を見せるのが一番です」

「お子さんに本を読んでほしかったら、親御さんが楽しく本を読んでいる姿を見せるのが一番です」

みたいなこと。

 

これは、保護者向けのみならず、自戒の念も込めて自分自身にも言っていたような気がします。

 

スパークのキャッチフレーズである

「挑戦する子を育てる」も

 

私自身が挑戦する生き方をしていなかったら、何の説得力もなし。何かに挑戦する生き方なんて、よほど意識しないと、そうそう簡単には出来ません。知らず知らずのうちに日常に流されてしまいます。日常が感覚を麻痺させるんですね。

 

だからこそ、こういう言葉や著者に出会うことで、ハッと気付かせてもらっているわけです。自分の意志の力なんて、たかが知れてますから。

 

 

 

ホント、素晴らしい一冊なので、引き続き触れてみたいと思います。