運転者 ~未来を変える過去からの使者~

運転者 ~未来を変える過去からの使者~

 

前回に続き、「運転者」について。

 

運はポイントカード

 

 

「運」について書いたのが前回のブログでした。私の中ではもう一つ、大きなテーマが本書には存在すると思っています。

 

 

それは

 

次世代のために生きる

 

ということ。

 

 

いい歳した大人が、「グルメ」「旅行」「温泉」だとか言って、自分の楽しみのためだけに生きるなんて、あまりカッコいい生き方とは言えないじゃないですか。

 

もちろん、時にはそういう楽しみもあっていいし、すべてを次世代の子どもたちのために・・・なんて考える必要はないですよね。それでは、ただの自己犠牲ですから。

 

要は、生き方のバランスが大切だ、ということ。

 

 

そこにあなたが生まれ、ほんの百年ばかり生きて死んでいく、そのときです。

あなたがその物語に登場したときよりも、少しでも多くの恩恵を残してこの物語を去る。

つまり、あなたが生きたことで、少しでもプラスになる。

それこそが真のプラス思考じゃないかと思うんです。

(喜多川 泰著 「運転者」より抜粋)

 

 

 

 

 

前回も書いたように、この物語の中では「運」というものが、次のように定義づけされています。

 

運は、いい・悪いではない。

運は貯める・使う。

ポイントカードみたいなものだ、と。

 

 

 

 

では、運を貯める一番の方法は何か?

本書では

 

「誰かの幸せのために自分の時間を使う」

 

とありました。

 

そして、誰かのために時間を使って何かをしてあげた時、その見返りがある場合とない場合がありますよね? そこをどう考えるか。とてもわかりやすく伝えてくれる場面があったので御紹介。

 

岡田さんが休みの日一日を使ってご友人の引っ越しを手伝ったとしますよね。これ、友人の幸せのために自分の時間を使っていることになりますよね。その引っ越しの後、友人が岡田さんに手伝ってくれたお礼に、ということでウナギをご馳走してくれたとします。

 

してあげたことが『引っ越しの手伝い』で、してもらったことが『ウナギのご馳走』です。どうですか? してあげすぎたって思いますか? それとも、してもらいすぎだって思いますか?

 

「う~ん、まあ、妥当なんじゃないのか」

 

なるほど。そうすると、運は使ってもいないし、貯まってもいないと考えていいです。ところが、お礼にその友人が二十万円包んでくれたとしたら、どうですか?

 

「そりゃあ、もらいすぎだろ」

 

ですよね。そのときには運を使ったと考えます。だから逆に、何もお礼がなければ・・・

 

「運が貯まった・・・ということか」

 

そういうことです。

 

「ということは、誰かのために相当すごいことをやってあげたのに、何もしてもらえなければ運が相当貯まるということで間違いないな」

 

ええ、間違いないです。

 

(喜多川 泰著 「運転者」より一部省略して抜粋)

 

 

 

私は、この考え方を

「損してもいいと考える」

という言葉に置き換えました。

 

判断基準が損得勘定にある限り、人生は前進しないというのは、旧ブログでも何度か書いていたので、自分の中ではすんなり納得が出来たのでした。

 

2017年9月22日のブログ

 

2017年1月8日のブログ

 

2016年12月12日のブログ

 

2016年11月15日のブログ

 

 

 

 

そして、損してもいいと考えて、次世代のために自分の人生の時間を使う。幸いなことに私の場合は、それをダイレクトに出来る仕事を選んでいるわけです。

 

次世代のために、損してもいいと考えて生きる。貯めたポイントは自分だけですべて使い切るのではなく、次世代に回して、ほんの少しでもこの世界を良くして、去っていく。

 

そんな生き方が出来るというのは、幸せなことだなと思います。

 

 

 

 

常に最新作が最高傑作と感じさせてくれる作家さんは、私が知っている限り、喜多川泰さんぐらいです。ぜひ、多くの人に手に取っていただきたいと思います。

 

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