一般的に、中3生は夏で部活動を引退し、猛勉強を開始するのが夏休み。中には吹奏楽部など、9月、10月ぐらいまで続く部活動もありますが、まあ、今頃は大半の子が受験勉強一色になりますよね。
スパークには、野球のクラブチームに所属していて、夏休み中も練習があり、さらに今も練習を続けていて、それどころか3月まで練習に来るようにチームから言われている・・・という中3生がいます。
つまり、引退せずに、高校の野球部入部直前まで、そこで野球を続けるというわけです。
お母様としては、当然、肝心の勉強の方がどうなってしまうのだろう・・・と心配になりますよね。
仮に野球で高校から声が掛かっているとしても、高校は所詮、勉強しに行く場所。授業についていけなければ、いくら野球部での時間が充実していても、高校生活は全体的に苦しいものになってしまいます。
それでも私は「せっかく声を掛けてもらえてるんだから、3月まで大いに野球をやればいいじゃないですか」と思います。
理由としては、基本「人生、何でもあり」なのと
あとは「自分の居場所なんて、いくつもあった方がいい」と思うから。
どうでしょう、家庭・学校・塾ぐらいが大半の受験生たちの居場所でしょうか。
そこに、好きな野球が出来るクラブチームという、さらにもう一つの居場所があるんだから、大いに利用すればいいと思います。恵まれた話です。
「夏で部活を引退して、あとは受験勉強に専念」というのは一つの価値観に過ぎないし、べつに絶対的なものではありません、塾の先生が言うセリフじゃありませんけど。
野球で才能があるんだったら、大いに伸ばせばいい。
あとは、高校入学後のことを想定して、今から「少ない時間の中で勉強する習慣を身につける」ことを目標にしていけばいいんです。
「野球をやりながら学力を上げる」をゴールにすると苦しくなります。
そうじゃなくて
「野球をやりながらでも学力を上げられるよう、少ない時間でも勉強する習慣を作る」
これをゴールに設定するんです。これなら100%達成できるでしょ? 自分がやればいいだけなんだから。
これね!
↓
自分の行動にフォーカスするんです。この子のようなケースは、なおさらですよ。
野球部に入部するまで「ちょっとしたスキマ時間でも机に向かう」という習慣作りを意識して過ごせば、大きな財産になりますから。もうそれだけで、4月から全然違ってくると思いますよ。
お母様、ぜひ参考にしていただき、野球を続けるカッコいい息子を応援してあげて下さい!
お母様からいただいた、つい先日の試合の御報告。
最終回、1点ビハインドの追い詰められたところで、4番の彼がレフトのポール際へ逆転2ランホームラン!
お母様から送っていただいた、その時の記念のホームランボールの画像がこちら! 宝物ですね、これは。
確かに、引退しないで続けた方がいいかも。