間違う力

間違う力

中間テストを5月中旬に控え

中学生たちに目標点数を決めてもらっています。

 

正確には、私が修正を入れながら

その子の現状に合ったものに着地させているのですが。

 

 

この目標点数設定

中2・中3生たちにとっては

前回の学年末テストに続き、今回が2回目。

 

それもあってか

だいぶ決め方が上手になってきました。

 

目標点数と言っても

現実的な点数と理想の点数とがあります。

そのバランスの取り方がわかってきたというか・・・

 

対照的に

定期テスト自体、どんなものなのか

まだよくわかっていない中1生たちは

目標を決めるのも簡単ではないようです。

 

なので、私がだいぶ口を挟みながら決めさせました。

 

 

この、子どもたちが決めた目標設定は

保護者の方々にもお伝えして

親子で共有していただこうと思います。

 

 

 

今、読んでいる本です。

 

間違いを恐れていたら出来るようにならない

間違えることを恐れるな!

 

・・・みたいな話は

子どもたちにもよく伝えています。

 

「今のうちにどんどん間違えろ。

本番で間違えなければいいんだから」

と。

 

 

でも、この本の著者は

人生という本番で

とんでもない間違いを連発しています(笑)。

 

そして、それでいいのだということを

教えてくれます。

 

 

その「間違い・失敗の武勇伝」とは違うのですが

読んでいて「確かに!」

と、思った箇所があるので、一つ御紹介。

 

「実は、リーダーはラクである」

という話。

 

大学で探検部在籍中

私はもう一つラクをする手段を覚えた。

それはリーダーになることだ。

 

もともと私は本書の十箇条を見ればわかるように

優柔不断で、他人の言動や環境に流されてしまうタイプだ。

団体生活は好きで協調精神に富み

組織の指導者の言うがままに動く

典型的な日本の会社員的性格である。

高校生までは人の上に立ったこともなく

部活リーダーシップを発揮したこともない。

 

探検部に入部しても

その体質にさして変わりはなかったが

私が三年生になったとき、異変が起きた。

幹事長(部長のこと)に選ばれてしまったのだ。

 

同期の仲間が私以上にリーダーシップに無縁な人たちだったので、私がやるしかなかったのだ。

 

それまで幹事長を務めていた先輩に比べて

自分があまりにもしょぼいのは自明の理だったし

いつも人のあとを歩いていた人間にとって

先頭は何もなくて不安なことこのうえない。

 

不安なだけでなく

労力も二倍、三倍に増える。

 

(中略)

 

まったくやってられないよと

はじめは思っていたが

しばらくすると、気持ちに変化が生じた。

 

「リーダーっていうのは、意外にラクじゃないか」

と気づいたのだ。

 

私はそれまで団体生活は人に合わせるものと思い

疑ったこともなかったのだが

リーダーになると人に合わせなくてすむ。

自分のやりたいことをやりたいようにすることができる。

嫌なことはやらなくてよく、ラクをし放題だ。

 

たとえば、先ほど例に挙げた山登りの場合である。

リーダーが行き先を決めなければならないと言ったが

逆に言えばリーダーは行き先を勝手に決めることができる。

今まで自分が行ったことがなくて

次回は是非!と思っている山に行ける。

少なくとも私はそうしていた。

 

ミーティングをするときも

リーダー不在では意味がないから

必ず私の都合が優先される。

 

登山中も同様だ。

なにしろ、私が自分で行きたいと思っている山だから

いちばんモチベーションが高い。

ルートも自分で本を読んだり

先輩に訊いたりしているから

「ここがキツクて、ここを超えると一段落して・・・」

というふうにイメージができている。

ペース配分もできる。

 

これは大きい。

何も考えず人のあとについていくと

頭の中にイメージがないから

どこで頑張るべきか、どこでリラックスすべきかさっぱりわからず、ひじょうに消耗する。

しかも、もともと自分で選んだ行程でないから

モチベーションもそれほど高くない。

(高野 秀行著 「間違う力」 より抜粋)

 

 

この感覚

ものすごくわかります(笑)。

 

私自身も、この著者と同じで

学生の頃までは、誰かの後をついていくタイプでした。

 

とてもじゃないですけど

リーダータイプとは言えなかったですし

 

ましてや、今みたいに全部を自分で決めて・・・

なんていう働き方をしているなんて

想像すら出来ませんでした。

 

でも、何と言うか

疲れるんですよね

人のあとをついていくと。

上記の文章のラストの部分に

100%同感!

 

 

全部自分で決められるリーダーという立場は

大変なんですけど、ラクなんです(笑)。

 

だから、子どもたちにも

リーダーとしての生き方をおススメしたいですね。

 

なにも組織のリーダーになれってことだけじゃなく

自分の人生のリーダーになれってことですよ!

 

 

 

何やったって大変で、疲れるに決まってるんですけど

同じ大変さ・疲れでも

充足感のある爽快な疲れの方がいいじゃないですか?

 

リーダーには、それがあると思います。

 

 

 

誰とも違う独自の生き方・考え方満載の

かなり笑える一冊でした。

これ読むと

人間、何やっても生きていけるんだなってわかります(笑)。

 

 

 

 

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