麹町中学校の改革を観て②

麹町中学校の改革を観て②

 

本日2回目の更新。

 

麹町中学校での工藤校長による改革の話の続きを。

麹町中学校の改革を観て①

 

 

 

 

最もインパクトがあったと思われるのが「定期テスト廃止」

 

代わりに行われているのが「単元テスト」

 

 

定期テストのように、広い範囲をまとめてテストするのではなく、一つの単元が終わるごとに小テストをします。そして、不合格の生徒は再テストとなるのですが、ほぼ同じ問題が出題されるため、勉強さえしてくれば合格できます。その上、2回目の点数の方が成績に反映されるというのです。

 

 

まず、私がいいなと感じたのは、一度失敗しても再挑戦できる機会が与えられること。

 

今の世の中、一度でも失敗してしまうと、二度と浮上出来ないんじゃないかと思うほど、必要以上に叩かれてしまうじゃないですか? だから、失敗を恐れて子どもたちも挑戦できなくなってしまう・・・。でも、それは違いますよね?

 

工藤校長が仰るように、学校が「世の中の縮図」なのだとしたら

 

何度失敗しても、そのたびに起き上がって、うまくいくまでやり続ければいい

 

ってことを中学生のうちから体験できることが大切。この単元テスト再挑戦の仕組み(しかも、再テストの点数の方を認めてもらえる)は、まさにその「失敗を恐れず、何度でも挑戦すればいい」を体感できる機会として、とてもいいなと感じました。

 

 

 

 

その一方で、私は定期テスト廃止には反対ですね。

 

 

 

確かに、単元テストの方が生徒たちの負担は圧倒的に少ないです。勉強もやりやすいでしょう。

 

ただ、「世の中の縮図」という観点で見た場合に、それでいいのか? と思うわけです。

 

逆に「負担が大きく」「勉強もやりにくい」定期テストというものを経験しておくことは、決して無駄でないんですよ。というか、超重要だと私は思っています。

 

前回も書きましたけど、世の中に出たら、正解は一つじゃないし、降りかかってくる問題というのも、そのほぼすべてが「応用問題」なわけです。

 

なおかつ、一朝一夕に解決できることは少なく、日頃からの積み重ねがモノを言う場面が多いことは、大人たちみんなが体験上、知っていることでしょう。

 

基本から応用まで幅広く混じり、一夜漬けが通用しない定期テストという形態も、私は必要だと思いますね。

 

 

 

麹町中学校での取り組みを視察して、これはいい!とすぐに飛びついて定期テスト廃止に動く学校が続出するとしたら・・・ 内部崩壊する学校も続出すると思います。

 

麹町中学校が素晴らしいのは、工藤校長の統率力と強い信念があればこそであり、表面だけ真似しても決して上手くいかないでしょう。

 

真似するべきは、工藤校長の「やり方」ではなく、「あり方」です。大事なのは、Do よりも Be なのです。

 

そして、ここでも「正解は一つじゃない」ということ。定期テストをやっている「普通の」学校だって、卑下する必要は全くないですね。

 

 

 

教育では「こうでないといけない」という片方だけの思想が一番危険なんです。

 

「定期テストをやってはいけない」ではなくて

 

「定期テストをやってもやらなくても、どっちでもいい。どちらであっても、先生たち次第で子どもたちのプラスに出来る」ということだと思います。

 

 

 

なので、理想としては、定期テストと単元テスト、どちらも実施すること。「そんなの時間的に無理。テストを作る先生たちの負担も増える」というのであれば、それこそ先生たちが頭を使って知恵を出すところなんじゃないでしょうか? 部外者なので勝手なこと言ってますけど(笑)。

 

 

長くなったので、次の更新で話をまとめますね。

 

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