H31 埼玉県公立高校入試分析 社会編

H31 埼玉県公立高校入試分析 社会編

 

埼玉県公立高校入試分析の最終回は社会科です。

 

 

理科同様、もう何年も前から単純な暗記だけでは通用しない内容になっています。

 

保護者の方々が、よく「理社は暗記科目ですよね」と仰るのを面談等で耳にする機会が未だにあるのですが、それはちょっと恥ずかしいことになってしまうのでやめましょう。

 

もちろん、知識を暗記しているのは最低条件であり、覚えることは大いに必要です。暗記しないわけにはいきません。

ただ、覚えているだけでは得点にならない、ということです。

 

 

まず、記述で答える問題が大小合わせて16問あり、配点で言うと 60点分(!)あるのです。これだけで怖気づいてしまう子がいるのでは。

 

そのうち、「思考力・判断力・表現力」を問われるものが 35点分あり、ここをどれくらい取れるかで大きな差がつくものと思われます。上位校を受ける子たちは、記述だろうが何だろうが、1点でも多くもぎ取らなければなりません。

 

同時に資料を読み取る能力も問われます。例えば、地理の問題。資料を読み取った上で

 

「群馬県と比較した高知県のなすの出荷の特色について、出荷時期に注目し、ある栽培方法の名称を用いて説明しなさい」

 

・資料を読む能力

・栽培方法の知識

・わかりやすく伝える表現力

 

といったことが、この一問だけで要求されます。

 

 

これは、歴史の問題でも同様。

米騒動の様子を描いた資料を見た上で

 

「米騒動が起きた理由を、ロシア革命への干渉戦争の名称を用い、表から読み取れるコメの価格の変化に着目して書きなさい」

 

という問題があります。大人でも満点をもらえる解答を書けるかどうか・・・

 

 

 

 

資料問題・記述問題共に、スパークでは中3の冬期講習でコース設定をしてあります。そこで様々な出題パターンに触れることは出来ますし、点数に結びつく解答の書き方も、何となくわかってくるとは思うのですが

 

それでも、最終的にモノを言うのは、生徒個々が持っている「思考力・判断力・表現力」ということになってしまいます。

 

これを養うには、日頃から良質な情報をたくさんインプットすること。

あっ、インプットと言っても、ネットで Yahoo ニュースなんていくら見ててもダメですよ!

 

いつもの結論になってしまいますが、やはり、たくさん本を読むこと。これに尽きると思います。社会科だから歴史小説を読まなきゃとか、そんな風に考える必要はありません。何でもOKです。

 

同時に、インプットしたら、アウトプットです。読んだ感想を書き出してみる。自分の考えをまとめて、相手にわかりやすく伝わように表現する。そういうトレーニングを日頃から積んでおくことで、単に知識だけでは済まされない、前述のような入試問題にも対応できるよう、徐々に変わっていくと思います。

 

 

そして、社会科の勉強も、教科書を読んだり、要点をノートにまとめて勉強した気になっているのではなく

 

「問題を解く」

 

そこに徹していくことです。特に記述問題こそ、逃げずに積極的に向かっていくこと。

 

 

 

 

以上、5回に渡って今年の埼玉県公立高校入試問題について触れてきました。これはあくまでもブログであり、もっと本格的に細かいところまで分析してくれているサイトがあるかもしれません。興味がある方は、いろいろ検索してみるといいでしょう。

 

 

一番いいのは、大人も子どもも、実際の入試問題を解いてみることです。

 

「案ずるより産むが易し」

何事もあれこれ心配するより、今すぐ行動を起こして、現物に触れてみるのが一番です。