今さら言うまでもなく、現代は情報過多の時代です。コロナ関連を筆頭に、毎日いろんな情報が流れてきますよね。
媒体のヴァリエーションも増えました。昔みたいに新聞とテレビ、ラジオなんてわけではなく、ネットが主流となり、何らかの SNSをやっていれば、もうそれこそ洪水のごとく玉石混交さまざまな情報が次から次へと流れ込んできます。
それらをすべて受け取っていたら、振り回されるだけの人生になってしまうでしょう。本当に必要で有益な情報なんていうのは、全体の2割ぐらいでしょうか。私も大半の情報は後ろへ受け流すようにしています。
でも、それらがネガティブなものだった場合、私たちはそれらを流すことが出来ずに、ついつい囚われてしまいがちです。
囚われると、どういう反応をするか?
まず、感情が湧いてきます。不安や心配、恐怖といった感情です。
次に、行動が止まります。やる気をなくしたり、恐怖で身動きが取れなくなったりします。
行動しなければ事態は何も変わらないにもかかわらず、思考は停止し、私たちは動けなくなるわけです。
先日、12月北辰テスト結果が返ってきました。中3生たちが結果を受け止める真剣味は、回を追うごとに増しています。
彼らが囚われるのは、第一志望校の合格判定。
前回の C判定(努力圏)から上がって、B判定(合格圏)に入った子もいました。まずは、ひと安心。
一方、変わらず C判定のままだった子もいます。この時期まで来るとみんなが猛勉強しているわけで、なかなか上がりにくい。
判定を前にして不安にもなるでしょう。そして、少し自信を無くしかけている子もいるかもしれませんね。
で、どうなるかというと、ここで前述の話につながるわけですが・・・・行動が止まってしまうわけです。
不安や心配、恐怖を前にすると、身がすくんで動きが止まってしまうのが人っていうものなのだと思います。大人だってそうですから、まだまだ未熟な中3生たちなんて、なおさらです。
でも、ここでそれを認めてしまっては私の存在する意味がなくなってしまいます。伸び悩んでいる受験生たちにあえて伝えていきます「かまわず勉強を続けなさい」と。
悩んで偏差値が上がるのであれば、いくらでも悩んでくれてかまいません。でも、そんなことはないですよね。
私たち経営者だって同じです。悩んで口座残高が増えるのであれば、いくらでも悩みます。コロナ禍でどんな苦境に立たされていようとも、結局は打つ手を考えて、行動するしかありません。
私たちの行動を止めるのは、いつだって「ネガティブな感情」です。一瞬はそれに囚われてしまうかもしれない、でも感情を無視してまた行動(勉強)を開始するしかないのです。
状況を改善するには行動するしかない、と言うのをまだ幼い彼らに伝えるのは酷なような気もしますが、それも受験で学べることの一つです。
まずは、テスト結果から目を逸らさず、出来ていない箇所を集中的にやり直すこと。自力で解決出来なければ塾を活用することです。
こうしているうちにも、時間は刻一刻と過ぎていきます。お互い「感情」を無視して突き進んでいきましょう。
今日の一曲。
2020年も間もなく終わりということで、Twitterを見ていると、音楽ファンの皆さんそれぞれが選んだ「2020年ベストアルバム」の投稿が次々流れてきます。
洋楽好きとしては見ていてとても楽しいし、私もここのところ同様の投稿をしているのですが
その一方で、好きな音楽にランキングなんてつけられないし、「今年のベストアルバム」なんて区切ることに大した意味はない、本当に好きな音楽はいつだって不変なんだよな・・・という思いも湧いてくるのです。
と、いうことで、時流に関係なく好きであり続けるであろう、ヴァン・モリソン初期の名曲を。